既婚者が異性の友達との良好な関係を維持するための秘訣とは?
PR 投稿日: 2022年10月24日
異性との間に友情は成立するのかとの問いは、大袈裟ではなく人類永遠の謎ともされているものです。
とはいえ異性の友達を持つことは子ども時代には当たり前のことですし、大人になってからも親しい付き合いをする異性がいること自体は珍しくもないことでしょう。
しかし、既婚者が異性の友達を持つとなると話はだいぶ変わってきます。
そこには本人同士の意識だけでなく、周囲の視線や何よりもパートナーの心情といった複雑な問題が絡み合ってくるからです。
ここでは既婚者が異性の友達を持つことに対して疑問を持っている方や、今まさに異性の友達との関係性に悩んでいる既婚者の方に対して、様々な角度から役立つ情報を掲載しています。
既婚者と異性の友達について興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
既婚者が異性の友達を持つのは普通のこと?
実際に異性の友達を持っている既婚者がどの程度いるのかについては、複数のアンケート結果を参照しても正確なデータに辿り着くことはなかなか難しくなっています。
たとえば下記のようなアンケート結果がありますが、調査対象の偏りや設問にブレがあるといった理由から、データとして扱うには慎重さが必要になるでしょう。
ただしどのアンケート結果も「異性の友達がいる」との回答や、異性の友達を持つことへの肯定的意見は高い割合を示しています。
このことから既婚者が異性の友達を持っていたからといって、それだけで奇異な目で見られる心配はないと考えられます。
「友達」の定義は人によって違う
異性の友達問題をややこしくしている原因の一つに、そもそも「友達」の定義が曖昧である点が挙げられます。
一体どの程度の知り合いを「友達」とカウントしているのかは個人によってバラバラなので、匿名の大規模アンケートでは、異性の友達に関する実態を掴むのは困難と考えるべきでしょう。
たとえば隣近所で顔見知り程度の旦那さんや奥さんを「友達」に含めている人もいれば、仕事やご近所付き合いから生まれた人間関係はどんなに仲良くなったとしても一切「友達」に含めない人もいます。
極端な例になると肉体関係を持っていてもセックスフレンドは「友達」だから浮気ではないと言ってしまう人もいるわけです。
そしてこの友達という曖昧な存在に対する認識の差がパートナー間で大きいほど、既婚者における異性の友達問題は拗れやすいとも言えます。
友人を持つこと自体は人生を豊かにしてくれる
多くの友人を持つことは間違いなく人生を豊かにしてくれます。
そして自分とは異なる価値観を持っている友人の存在は特に貴重で、その繋がりは一生の宝ともなるものです。
そういう意味で既婚者が異性という自分とは絶対的に異なる属性を持った友達を持つことは、本質的にプラスであると考えていいでしょう。
異性の友達を通じて同じく異性である結婚相手へのより深い理解を得られるといった効果も期待できます。
重要なのはどこまでが友達なのかというラインを明確に示しておくことです。
そしてその線引きは自分に対しても、パートナーや周囲の人々に対しても同様に示される必要があります。
既婚者が異性の友達を持つ際に求められるのはパートナーへの誠意
既婚者が異性の友達を持つに当たって用意すべき線引きは、パートナーへの誠意によって定められるのが通例です。
自分自身の感情や価値観を優先するのではなく、あくまでパートナーへの配慮を第一とすることが既婚者が異性の友達を持つために最低限要求されるハードルであると言えるでしょう。
結局のところ友人関係もまた社会的な関係性の一つなので、誰が友達なのかを決めるのは自分自身の感情ではなく周囲の認識であると心得ることが肝心です。
つまり既婚者が異性の友達と良好な関係を構築するためには、パートナー達に「友達」を認めてもらうような行動を取り続けることが必要となるでしょう。
既婚者が異性の友達と良好な関係を保つためのポイントとは?
ここからは実際に異性の友達を持っている既婚者が、その関係をパートナーや周囲の誤解を招かない形で良好に保っていくためのポイントについて解説していきます。
これから異性の友達を増やしていきたいと考えている人も、ここで挙げているポイントに注目しながら付き合いを広げていくことで、異性の友達を作りやすくなるでしょう。
必ずグループで行動する
たとえ当人同士が友達だと認識していたとしても、既婚者が異性と2人きりで行動することには大きなリスクがあります。
これには単純にパートナーの嫉妬を招くというだけではなく、妙齢の男女が2人で歩いているだけで周りが勝手にカップルと認識してしまう社会構造の問題があると言えるでしょう。
たとえば異性の友達同士でレストランに入った場合、店員はほぼ確実に2人を夫婦か恋人と認識して対応することになります。
そして店員やその様子を目撃した人達の間から、あらぬ誤解が広がってしまうことはどうしても避けられないと覚悟しておくべきです。
全ての人の誤解を解くことができない以上は、最初から誤解を生まないように注意深く行動することが最善の対応策となります。
具体的には異性の友達と2人になるのは極力控えて、複数人の友達でグループ行動することを心がけることが大切です。
グループ行動をしていれば、店員などの第三者に誤解を受ける危険が減るだけでなく、万が一の場合に別の友達に証人になってもらうことができます。
電話やメールなど一対一になるコミュニケーションは避ける
異性の友達とのコミュニケーションは直接的なものでなくてもパートナーに不信感を与える原因となります。
特に内容をあとからパートナーが確認できない形での連絡は、誤解を受けた場合の言い訳が難しくなってしまうため避けた方が無難です。
異性の友達との連絡は、なるべく電話ではなくLINEのように内容を読み返せる形式で行うようにするといいでしょう。
メールで連絡をする際もあとから内容の確認ができるように、メールは削除せず残しておくことが大切です。
また普段からパートナーには異性の友達とどのように連絡を取り合っているのか、ある程度オープンにしておくことも忘れないようにしましょう。
異性の友達からの誤解にも気をつける
異性との友達関係を維持するためには、その友達からも誤解を受けないように気を配る必要があります。
本人は軽口のつもりであっても、「パートナーといるよりも安心できる」といった言動はトラブルの元となるので気をつけましょう。
また同性の友達と接するのと同じ感覚でいると、どうしても距離が近くなり不意のスキンシップなどが起きやすくなります。
人間である以上は異性との接触があると心とは無関係に体が反応してしまうことがあるので、異性の友達とは特に適切な距離感を保つことを意識するようにしましょう。
パートナーの気持ちの方を最優先にする
パートナーと友達の意見がぶつかり板挟みになった際は、どれほど友達の意見の方に共感していたとしてもパートナーを蔑ろにするのは厳禁となります。
既婚者である以上は個人の思想や感情ではなく、社会的な立場を優先してパートナーの味方をすることは大前提と言っていいでしょう。
もしパートナーに意見を変えて欲しいのなら、異性の友達との三者間で動くのではなく、必ずさらに他の人を加えた形で話し合いを進めるようにしてください。
とにかくパートナーに一瞬でも「裏切り」を感じさせてしまうと、一気に夫婦関係は崩壊に向かっていくと強く認識しておくことが重要です。
友人関係のままでいられない時は潔く別れる
異性の友達は既婚者にとっては家庭では得られない癒しや刺激を与えてくれる存在です。
その性質上、最初は間違いなく友情だった気持ちが徐々に変化していってしまうことも十分に考えられます。
どこかの段階で異性の友達をそれ以上のものとして見てしまっていることを自覚したなら、その時は潔く相手と別れる決断をすることも大切になるでしょう。
ここで「真実の愛」に目覚めたと思い込んでパートナーとの離婚を進めてしまうのは多くの場合、得策ではありません。
なぜならその異性の友達への感情の変化は、あくまで「友達」という気楽な関係性の中で育っていったものだからです。
パートナーと離婚して異性の友達と再婚したとしても、魅力的だった「友達」が失われてしまうことには変わりがないと言えます。
もちろん人間関係はケースバイケースですし、自分の人生の選択は結局のところ自己責任で行うしかないのは事実です。
しかし既婚者である以上は一時の感情で突き進むのではなく、周囲への影響までしっかり見極めた上で行動することが望ましいでしょう。
まとめ
既婚者が異性の友達を持つこと自体に不思議はありません。
異性の友達の存在は自分にはない様々な知見をもたらしてくれるだけでなく、夫婦関係にも多くのメリットを与えてくれます。
ただしパートナーをはじめとして周りの人々に妙な誤解や不安を与えないように、異性の友達との付き合い方に関しては慎重に判断していく必要もあるでしょう。
肉体関係や恋愛感情を挟まないことは当然ですが、それだけではなく、パートナーにほんの僅かでも嫌な思いをさせる要素は徹底して排除しておくことが大切です。
そうしてパートナーから信頼を得ることが、結果として異性の友達との友情を長持ちさせることにも繋がります。