
愚痴を言う人・言わない人の特徴!愚痴が多い人との付き合い方とは?
更新日: 2018年10月26日
人はなぜ愚痴をいうのでしょうか?
言いたいから言うのですが、なぜ言いたくなるのでしょうか?
愚痴の原因は不平不満がほとんどだと思います。不平不満が全くない人はほとんどいないと思いますが、その中でも愚痴を言う人、言わない人は明確に存在しています。
今回は愚痴を言う人、言わない人についてまとめていきます。また、愚痴を言う人に対する対処法や付き合い方についてもお伝えします。
なぜ愚痴を言うのか
まず、基本的なことをおさらいです。
愚痴の根本的な本質は次の2つであることがほとんどです。
- 不平不満の発散
- 戦略的な愚痴
不平不満の発散
これはほとんどの人が人生で一度は発しているものでしょう。
日頃の不平不満を愚痴という形で発散することで、気持ちの整理やストレスの低減をはかるものです。
簡単なものから重いものまで、幅広い愚痴のパターンがあります。
戦略的な愚痴
戦略的な愚痴とは、あえて愚痴を言うことで相手から話題を引き出そうとするなど、文字通りの愚痴です。
気になっている異性に、あえて愚痴をこぼすことで心配してもらえたり、話題を提供することで相手も自分の弱さを見せてくれたりと恋の駆け引きや人間関係を円滑に進めるシーンで使われることが多いです。
意図的に使用している人は少なく、潜在的に意識せず会話の中で組み込まれている事がほとんどです。
愚痴が多い人の特徴
気が弱い
愚痴を言うのは上記で述べた通りです。
気が弱い人は本音や不満を相手になかなか言えません。そのため、どうしても愚痴という形で発散する傾向にあります。
愚痴を言うことで、本当は言いたかったことを口に出してストレスを軽減するのです。
自己評価が高い
自己評価が高い、いわゆる意識高い系の人は、常に自分について考察し、上昇志向が高いことが多いため、意識と現実の評価が一致しないことが多くあります。そのため、不満がたまりやすく、愚痴に繋がりがちです。
例えば、会社のことを考えたら、こうするべき!と行動にうつし、同僚や上司に諌められてしまい、あいつらは何もわかっていない!と愚痴るケースなどです。
群れるのが好き
誰かと一緒じゃないと不安だと言う人は、愚痴を多く言う傾向があります。人が集まるとどうしてもポジティブな話題か、ネガティブな話題に話題が傾くため、いつの間にか愚痴大会に、ということも。
特に女性だけのグループは愚痴で盛り上がることが多いようです。
人間関係がうまくいっていない
みなさん、経験があるかもしれませんが、人間関係がうまくいっていないと全てがうまくいっていないのと同義になってしまいがちです。
このような状態が続いている場合、どうしても愚痴が多くなります。
羨ましいと感じやすい
他人の方が幸せそうだ、と比較して落ち込んだりする人は、愚痴が多くなりがちです。がんばっているのは同じなはずなのに、とつい愚痴ってしまうのです。
彼氏や彼女ができた、などの友人の報告にも妬みの感情が湧いてしまいます。
他人の幸せで自分が不幸になるわけではないのですが、相対的に考えてしまいがちなのです。
愚痴が好き
単純に愚痴が好きな人がいます。会話の9割が何かしらの愚痴で、愚痴がなくなるとあえて愚痴のネタを探しているような人です。
話題のほとんどが愚痴ですが、明るくて面白い人が多い気がします。
話題として提供している
先に書いた通り、中には愚痴が好きな人もいます。
そんな人を相手にした場合は、あえて愚痴を話すケースもあります。
もし相手が愚痴ばっかりな時は、自分がそういう話題に食いついていないか一度考えてみるといいかもしれません。
愚痴を言わない人の特徴
あまりストレスを感じない
稀なケースですが、筆者の周りにいました。
一般的には辛い状況もなんのそので、そもそもストレスと感じにくい人がいます。
このようなタイプは必然的に愚痴は少ないです。
他に発散方法を知っている
運動や音楽鑑賞など、他に発散方法を知っている場合は自然と愚痴は減ってきます。
冷静沈着
なぜ、自分はこういう状況なのか、冷静に見つめられる人は、愚痴につながる前に建設的すぎるほどに対処法を考えて行動につなげます。
愚痴を言う発想すらないのかもしれません。
ポジティブシンキング
愚痴を言いやすい人とは対照的に、愚痴を言わない人はポジティブな人が多いです。
愚痴を言うくらいなら次はこうしてみよう、ああしてみようと行動に移してしまうため、愚痴を言う暇がありません。
人は人と考えている
誰かがどうであっても自分とは違う人間だから気にしない、ということを徹底してできる人がいます。
こういう人は羨ましいと思うことが仮にあっても、自分もそれを手に入れよう!と努力する方向に向かいます。
ここまで、愚痴を言う人、言わない人の特徴について触れましたが、ここからは愚痴を言う人との付き合い方、対処法についてまとめていきます。
愚痴を言う人の対処法
ポジティブな働きかけをする
愚痴を聞いた上で、こうしてみたら?などポジティブな働きかけをしてみましょう。
愚痴を言っている状況は何かしらの不満を抱えているケースがほとんどなので、キッカケがあれば前向きになれる可能性は高いものです。
ポイントは、まずしっかり話を聞いてあげることです。
相手が飽きるまで愚痴に付き合う
時間がないと厳しいですが、とことん付き合ってみるのも手です。
必ず飽きる日が来ます。聞いてもらった、という感覚は相手の心を軽くするため、愚痴は少なくなり感謝されること請け合いです。
状況を整理する
愚痴をいう人は、周りが見えなくなっていることも多いです。冷静に状況を整理して、的確なアドバイスをしてあげると落ち着く場合があります。
ただし、くれぐれもあなたが悪いと決めつけることはしないことです。心を閉ざしてしまう可能性があります。
がんばっていることを認める
実際は甘えてる、努力が足りないと思うことがあるかもしれませんが、がんばっている(本人なりに)ことを認めてあげると受け止め方が180度変わってきます。
愚痴を言う人は満たされない思いを抱えているため、そこをカバーしてあげれば愚痴が減ってくる可能性があります。
荒療治
荒療治ですが、愚痴からは何もうまれないことを説教することも効果があるかもしれません。ただし相手の状態を見極める必要があります。
下手すると逆ギレされる危険性があります。
愚痴を言う人との付き合い方
愚痴を言う人は自己愛が強く、感受性があり、優しいが故に本当の気持ちを相手に言えないことが多くあります。
愚痴を言わない人には、もしかしたら理解しにくい心理状態かもしれません。
かくいう筆者も、かつては愚痴のオンパレードで周りを疲弊させた過去があります。
その頃の自分は、自分ではどうしようもなかったのもまた事実です。
当時を思い返すと、周りの人の優しさに感謝ですし、1つ思うことがあります。
愚痴は本当に悪なのか?ということです。
よく、愚痴を言うとネガティブの連鎖になるため、断ち切るべき!という考えも聞きますが、愚痴も悪くないと考えてみてはいかがでしょうか?
誰かを攻撃するわけでもなく、自分の感情との付き合い方の一つの優秀なツールとして考えてみるのです。
相手はそのようにして愚痴と付き合っていると思えたら、多少は目をつぶってあげられるのではないでしょうか。人間味あふれる人だと肯定的にみることもできるのではないでしょうか?
それに、愚痴を言う人だからこそ、あなたの愚痴に付き合ってくれるかもしれません。弱い部分を受け入れてくれるかもしれません。
いつでも完璧、という人はいません。
逆にそのような人がいたら釣り合う自分でいるのは疲れるはずです。
自然体でいられることが1番です。
愚痴を言うのが好きな人であれば、それを受け入れることも大切なことなのかもしれません。