デート代の割り勘はありえない?今どきカップルの本音と実態
PR 投稿日: 2023年12月13日
近年、デートの費用は男性が持つべきなのか、それとも割り勘にすべきなのかが話題になっています。感情論から合理的な判断まで多彩な意見が乱れ飛んでいて要領を得ないため、リアルなホンネを集めてみました。
実際に調べたところ、男女のデート代に対する理想と、現実の負担に関しては差があるようです。増えているとされる割り勘派もまだ主流とは言い切れず、まだまだ「割り勘はありえない」との意見も根強いようです。
デート代はどうするのが理想?女性・男性のホンネ
割り勘か男性持ちか、デート代の支払いで論争が繰り広げられてきました。建前では「割り勘で良い」と言う女性も散見されますが、本当にそう思っているかは謎です。
【朗報】JDのほとんどが割り勘希望!やっぱJDしか勝たん! pic.twitter.com/SblOadSz8a
— 窓際ジョニー (@jonny_mado) December 10, 2023
そこで、今どきのカップルのホンネをリサーチしてみました。
女性側のホンネは「払って欲しい」
まず、女性側ですが、割り勘も大丈夫との意見も3~4割はありました。しかし、やはり根強いのは、男性に奢ってほしいとの意見です。
全部持ってほしいとの声は少なめですが、男性側が殆どを払うか、多めに負担して欲しいとの声を総合すると、およそ半数になります。
食べる量も男性の方が多いですから、特に食事などのシチュエーションでは割り勘は不合理かもしれません。
男性側のホンネは「割り勘希望」
対して男性側のホンネは、割り勘を希望する声が目立ちます。以前の男性が払って当然だった時代からは、驚くべき変化かもしれません。
特に初回デートは奢っても、二回目からは割り勘と言う方が多いようです。
複数のリサーチ結果を見ると内容が異なるのですが、二回目からは割り勘にしたい意見が増える点は同じでした。
本音と建て前
もちろん、上記はインターネット上だから答えてくれた本音です。実際にお付き合いする時、建前として見せる態度は別でしょう。本当は奢って欲しくても、遠慮して我慢してしまうこともあるはずです。
男性としても、色々なことを天秤にかけて、断腸の思いで全額払っている可能性もあります。
その実、現役カップルの支払いはどのようになっているのかは下記の通りです。
デート代はどうしてる?実態を調査した結果
デート代は男性が持つのか、それとも割り勘なのか、実際のところを整理してみました。
上記の理想論とは、かけ離れた結果になっています。割り勘派も増えましたが、まだまだ男性が支払っている傾向が強いです。
男性が多めに払うのが主流
結果としては、男性が全額を払うケースは減っているようです。
色々なリサーチ結果が出ていましたが、平均すると2割程度のカップルでは、男性が全額ないし殆ど払っていました。割り勘派も増えていますが、最多なわけでもありません。
もっとも多く見られたのが「男性が多めに払う」と言うカップルです。きっちり割り勘派も2~3割は見られるものの、男性側が多く払うスタイルが主流となっています。
割り勘は多数のカップルで「ありえない」
男性が全額を支払うカップルと、男性が多めに支払うカップルを合計すれば多数派になります。割り勘でも大丈夫なカップルは、まだまだ主流とはいえません。
少しでも女性が払えば「割り勘」だとの考え方もできますが、それでも男性側にデート代の負担を求める風潮があるのは確かでしょう。
男性としては意中の女性の心を射止めるには、まだまだ積極的に財政出動を行う必要がありそうです。
初デートでは事態が複雑化する
男性としては初デートで全額払うと、そのままズルズルと金蔓化するのではと恐れる傾向があります。毎回、全部のデート代を自分が持つのが当然になると、相手への気持ちも冷めてしまうでしょう。
女性としては特別な初デートでは、カッコいい所を見せて欲しいと感じる人もいます。そのような期待に応えるか、まだ現実になっていない「ずっと自分が払うことになる」と言うリスクを避けるかで、結果は変わります。
しかし、逆に初デートでは「奢ってほしくない」女性も目立つのです。一度払ってもらうと負い目を感じてしまいます。これでは、相手を気に入らない場合も、後腐れなく関係を終わらるのに支障があります。
次回のデートや、朝までのお付き合いをすっきりと断るためにも、最初は割り勘派の女性もいるわけです。
奢っておけば、「お礼代わりにワンナイトがあるかも」と考える男性も実在します。
割り勘NGの場面もある
割り勘派が増えているとは言え、一定のシチュエーションでは男性に支払いを求めるかもしれません。なぜなら、割り勘でも良いと感じる女性でも、一定の場合には「ありえない」と拒絶反応を示すためです。
下記の場面では、絶対に男性が払うべきとまでは言えませんが、おそらく、割り勘にできる可能性は低いでしょう。
女性の誕生日デート
女性側としてお祝いをしてもらう側なので、自分の誕生日に割り勘は好ましくはないでしょう。ここでお金をセーブするのは、女性に対する優先度を下げていると考えられるためです。
財布が厳しくても事情を話さずに割り勘にするのは、避けた方が良いでしょう。
ある程度の支出を求める場合は、一緒にプランニングした方が無難かもしれません。
関係が浅い時のホテル代
特に初デートのホテル代の割り勘は、嫌がる女性が多いようです。
https://twitter.com/umi_bedroom/status/1733028613220716595
体目当てな上に、金銭的にも都合よく扱われている印象が強くなります。お互いに納得のワンナイトだったとしても、避けた方が良いでしょう。
もし、真剣な交際を考えているなら、ここで割り勘を切り出すのはハイリスクです。
割にあわない割り勘
例えば男性が大食漢で、注文した料理のほとんどを一人で食べたとしたら、綺麗に50%ずつの割り勘は無理があります。実質、あまり食べてない女性が殆ど奢る形になるためです。
同じようなパターンで、ガソリン代も割り勘が好ましくない場面もあります。男性の車を使っての近場のデートなのに、ガソリンを満タンにする時です。車は普段、男性が使いますから、女性としては資金提供になってしまいます。
デート代は割り勘派の言い分
デート代を割り勘にしたいカップルの言い分を見ていきましょう。意外と経済的面以外にも理由があり、女性側から望む意見も多いです。
お互いに平等な立場でいたいから
男女ともに目立つのが、この意見です。
普段から気軽に接するためにも、お金で立場の有利・不利を避けたいと考えています。
奢っている方の男性は金目当てなのかと疑問を感じますし、女性としてはずっと感謝を通り越して恐縮する場面も出てくるでしょう。
お金の貸し借りをしないのと同様、お互いの支出をフラットにすることで、良好な関係を築きやすいと考えるようです。
男性からすると本気じゃない
デート代を割り勘にしたい男性としては、本命ではない相手には支出を控えたいと感じるようです。
一般的なデートの予算は5,000円~1万円強と言われますが、これを全額払うとなると、負担は軽くはないでしょう。
男女平等だと考えている
近年は女性も社会に進出しており、男女平等の考え方が進展してきました。昭和の時代とは打って変わり、男性も家事や育児をするのが当然との風潮もあります。このような事情から、男性だけが金銭負担をするのはおかしいと考えるわけです。
男女が平等ならば、デート代の負担も同じなのが自然と感じる人も増えたのでしょう。
男性を喜ばせたい女性も
男性自身も、奢ると覚悟してデートした時でも、やはり女性から割り勘を切り出されると嬉しいと感じる傾向が見られます。お金を温存できるだけではなく、気配りや思いやりがあると感じるためです。
女性もこの事情を把握していますので、意中の男性に対しては喜ばせるために、割り勘を提案することもあります。
割り勘はありえない派の言い分
割り勘はありえない派の意見も見ていきましょう。
女性が奢ってほしいと求めるのは自然ですが、なぜ、奢りたい男性が存在するのでしょうか。そのホンネについて迫ります。
駆け引きに役立つ
恋愛は駆け引きですから、常に平等な立場に立つのが正解とは限りません。時には自分を良く見せたり、関心を引いたりと言ったテクニックが必要です。この点で男性から奢れば、何かのお願いをしやすくなります。
女性の方もお礼として、今度は自分が奢ると言うことで関係が進展しやすいのです。恋のシーソーゲームを楽しむためには、割り勘によってイーブンな関係に落ち着いてしまうより、敢えてアンバランスな状況を作るのも一手でしょう。
頼りになる男性像を求める心理
男性は父性本能が強い傾向があり、自身を強く・逞しく見せたい心理が働きがちです。
現代社会では収入がステータスで、他人に奢れるほどの財力を持っているのは自信にも繋がります。自信にあふれ、社会的に一目置かれる存在には、女性も魅力を感じやすいでしょう。
男性としても当然、そうありたいと考える人は珍しくありません。このため、意中の女性はもちろん、同性の部下などに進んで奢る男性もいるわけです。この傾向がる良いタイプだと、無理に割り勘を求めると、プライドが傷つくかもしれません。
昔からそうだったから
日本は家長制度による影響と、バブル辺りまで主流だった「父は仕事・母は家庭」と言う価値観が、現代にもまだ残っています。経済的・社会的に女性は弱い立場にあり、男性がそれを守るのが一般的だったのです。
この名残りから今でも、感覚的に「デートはで男が奢る」と感じている男女もいます。
女性側のデート代負担が増えてきた意外な理由
現代のデートでも、まだ男性側の支出が多いですが、割り勘派や一定額は女性が支払うカップルも増えています。この理由は、経済的な男女間格差の是正が進んだ以外にも、理由があるようです。
例えば、昔の女性は現代よりも、経済的に遥かに大変でした。結婚するだけでも花嫁修業の他に、結納や持参金、嫁入り道具の用意などが必要だったのです。これらは従前のしきたりでは花嫁側の親が用意するのが一般的で、家計には相応の負担となります。
しかも、当時の女性は収入が低く働くのは現実的ではなく、20代になると養ってくれる結婚相手を探す必要があったのです。
このように女性に関しては時間と金銭に制約があった時代なので、女性側に費用負担をさせないのがエチケットだったのかもしれません。当然、相手方の両親に認めてもらうには、男性としては安定した収入や誠意を示す必要性も高かったわけです。
このようなしきたりが薄れた現在では、男性が全額を奢る意義も自然と薄れたと考えられます。