風俗情報を探していて「箱ヘル」という単語を目にしたことはありませんか。風俗初心者の方にとっては何を指す言葉なんだろうと戸惑ってしまうかもしれません。

言葉は似てるけどデリヘルやホテヘルとはどう違うの……そんな疑問に今回、風俗ライター歴5年の業界に精通する筆者が、今の実態や現場の声を含めて詳しくご説明します。

箱ヘルは店舗型のヘルスを指す

箱ヘルとは「店舗型のヘルス」を意味します。箱は店舗を指しており、たとえばキャバクラやライブハウスでも店舗を箱と呼ぶ場合がありますが、それと同様です。

地域によっては「ファッションヘルス」と呼ばれている場合もありますが、ファッションヘルスと箱ヘルは同意語で、同じ意味の言葉です。

一般的に箱ヘルという用語を使うのはバリバリに風俗に通っているヘビーユーザーや風俗業界で働いている人に多く見られます。
単に「ヘルス」と呼ぶだけで十分意味は通じますが、通っぽく見せたい方は箱ヘルという言葉を使ってみましょう。

箱ヘルを選ぶメリット

箱ヘルは店舗型の風俗店なので、嬢を選んでお金を払う受付・待合室・嬢の待機所・プレイルーム・スタッフのいる事務所がすべて一つの建物内にあります。

利用する男性側のメリットとしては受付を済ませた後プレイを行うホテルやレンタルルームに移動する手間がないことです。
お店にフラッと行くだけで完結するので、手軽に風俗遊びが出来るんです。もしもデリヘルを利用した場合、自宅に呼んだとするとベッドやお風呂周りを掃除しないといけなかったり大変な面もありますが、箱ヘルにはその必要がなくとても楽です。

働いている箱ヘル嬢のメリットも男性と同じく、外出して移動する手間がない点にあると言えます。また、万が一危険な目に遭ったとしてもすぐに事務所のスタッフの助けを呼べるので、彼女たちはさまざまな場所に行かなければならないデリヘル嬢よりも安心して働ける環境にあると言えるでしょう。

箱ヘルの料金体系

一般的な相場としては、60分10,000円～20,000円になります。
可愛い嬢が見つかりやすいのは15,000円～ですが、10,000円くらいの店舗でもお気に入りの嬢と出会える場合もありますので、これはもう運としか言えません。
20,000円以上になると、レベルの高い嬢が多くなり、充実したサービスを受けられる高級店になって来ます。

注意して欲しいのは、基本料金の他に入会金（2,000円程度）と指名料（3,000円程度）もかかりますし、追加でオプションをつけるとオプション料金も発生するということです。

ただ、派遣型の風俗店舗と違ってホテル代や交通費などが必要ないので、実はすごくお値打ちな風俗ジャンルと言えます。

行く前にお店の公式サイトをチェックして、必要な料金を事前に調べておくと安心して遊ぶことができるでしょう。

箱ヘルの遊び方

受付編

さて、実際に箱ヘルを利用した際のおおまかな流れについて説明します。

お店に入ったら、まずは受付で

• 女の子の指名
• コースやオプションの選択
• 料金の支払い

を行います。
コースは短時間プレイか、長時間プレイかなど時間を選ぶものです。
オプションの内容は店によって違いますが、ソフトなオプションだとオナニー鑑賞、コスプレ、パンスト破りなど箱ヘル嬢への負担が少ないものが挙げられます。
ハードなオプションは顔射や聖水などが挙げられ、嬢によってはＡＦ（アナルファック）や、プレイルームに入ってすぐにフェラチオして貰える即尺と呼ばれるサービスを受けつけている場合があります。箱ヘル嬢の負担が大きい分オプション料金も高くなる傾向にありますが、利用する男性側としてはワンランク上の箱ヘル遊びを楽しめることうけあいです。

ちなみに、奇抜なオプションで遊べる風俗店舗はデリヘルに多く、どちらかというと箱ヘルはスタンダードでオーソドックスなオプションを揃えている店舗が多いです。風俗の王道を楽しめると言っても良いでしょう。

料金は女の子を選んだ時にこの受付で支払います。

入室編

指名した場合は指名した嬢、フリーの場合はお店側のオススメの嬢が迎えに来てくれるまで待合室で待ちます。待っている間、爪が長い人は嬢を傷つけないようにちゃんと爪を切っておきましょう。

待合室には他の男性客もいるので、初心者は緊張するかもしれません。

嬢が迎えに来てくれたら手を繋いだり腕を組んだりしながらプレイルームに向かいます。
初対面の際しっかりとした挨拶を心がけると箱ヘル嬢からの好感度アップに繋がり、当たり前のことかもしれませんが、女の子に気に入ってもらえると良いサービスを受けられる確率が上がります。

入室すると、まずはシャワーを浴びてイソジンでのうがいや歯磨きを行います。

プレイ編

身体を綺麗にしたらベッドに移動してプレイを行います。箱ヘルで楽しめる基本的なプレイ内容は、

• キス
• ディープキス
• 全身リップ
• パイズリ
• フェラチオ
• ６９
• 手コキ
• 素股
• 口内射精

などです。店によってはソープランドのようにマットプレイを導入している場合もあります。

箱ヘルのフィニッシュ（射精）は手コキ・口内射精・素股のどれかで迎えることが多いです。

基本プレイの内容だけでもかなり充実した時間が過ごせるので、初めて箱ヘルを利用する際はオプションは利用せずにまずは基本プレイだけで楽しんでみると良いでしょう。

男性によっては『隣の個室の気配を感じたり、隣から聞こえる喘ぎ声や物音にドキドキする』『逆に自分たちの音も隣に聞こえている』……という店舗型風俗店ならではの興奮を味わうために箱ヘルを利用しているケースもあるようです。確かに、この妙なドキドキ感はホテルや自宅に派遣するタイプの風俗店では絶対に得られません。

退店編

フィニッシュを迎えたり、タイマーが鳴ったり、店からの終了コールがかかってきたらプレイ終了です。

プレイ後は再びシャワーを浴びて、プレイの汚れを洗い流します。

その後は嬢にお見送りしてもらって店を出るのですが、嬢によってはハグやキスをしてお別れしてくれる子もいます。

箱ヘルを利用する男性の傾向って？

箱ヘルを利用する男性は４５分～６０分のショートコースを選ぶ場合が多いそうです。
反対に、７５分～９０分のロングコースを選ぶ男性が多いのが、デリヘルやホテヘルといった派遣型の風俗ジャンルになります。自宅やホテルでゆっくり恋人気分を楽しみたい男性が多いためロングコースになる傾向があるんです。

この事から箱ヘルは、ある程度は恋人のようなイチャイチャを楽しみながらも、サッと手軽にリフレッシュしたい男性が多く利用する風俗ジャンルと言えるでしょう。

年齢に注目すると、４０代以降の利用客が多い傾向にあります。社会的に頼られるポジションに着いており、忙しくて時間もない為『甘えたい、癒されたい』『でもサッと短時間で済ませたい』という欲求から箱ヘルにやって来るケースが多いようです。

利用客の職業はサラリーマンが最多で、次いで社長や会長といった経営者も見受けられます。
時にはスポーツ選手、タレントといった著名人も訪れる場合もありますが、スキャンダル対策としてセキュリティのしっかりしている高級店を利用する方がほとんどだそうです。

まれに学生の利用もありますが『童貞を捨てにきた』という覚悟でやって来るパターンもあるそうです。当然ながらヘルスでは性器挿入をともなう本番行為は禁止されています。そうとは知らずにやって来た青年には丁寧にルールを店側や嬢が説明するそうです。

当然ながら、無理やりに本番行為を行おうとするとスタッフが駆けつけてペナルティを課せられる場合もあります。

ここまで読んでくれた方だけに教えるお得な情報

なるべくお得に箱ヘルで遊びたい方にお伝えしたいことがあります。

実は土日よりも平日の方が安い、さらには夜間よりも昼間のほうが安い料金設定になっているお店が多いんです。

平日の午前中は利用客が少ないので、来て欲しい店側が通常よりも低価格で遊べるようにしているという訳です。お得に遊びたい方は都合をつけて、平日の午前中に低価格な朝料金で抜いてみてはいかがでしょうか。

また、お店の男性スタッフと仲良くなると向こうから良い嬢を教えてくれたり、フリーでも高レベルな嬢をつけてくれる場合もあるので、気に入った箱ヘルを見つけたら男性スタッフとも仲良くなっておくと良いことがあるかもしれません。

以上、箱ヘルとはに始まり、お店の裏事情まで紹介させていただきました。あなたの風俗ライフの充実を願っております。