アダルトグッズの処分方法を種類別に徹底解説
PR 投稿日: 2023年10月19日
初めてアダルトグッズを購入する時は、誰もが緊張するものです。初心者にとってアダルトショップは敷居が高い場所ですし、店内や帰り道で知り合いにバッタリ会ったらどうしようと不安になったことでしょう。
そうしてやっとの思いで手に入れたアダルトグッズを楽しんだ後は、購入した時とはまた違った問題に頭を悩ませることになります。
それは、使い終わったアダルトグッズの処分方法です。
本記事では、男女を問わず悩んでいる方の多い、アダルトグッズの処分方法について解説していきます。
なぜアダルトグッズの処分は難しいのか
なぜアダルトグッズの処分について困っている方が多いのでしょうか。それは、一般的な家庭ゴミとは異なる、アダルトグッズ特有の事情があるためです。
具体的な理由は、以下の2つに大きく分けることができます。
1.捨て方がわからない
日常生活でゴミとして出る日用品や電化製品に関しては、お住まいの自治体が具体的な処分方法を定め、周知、広報しています。
大半のゴミは指示に従って分別し、ゴミ捨て場に置いておくだけで、自治体が定期的に無料で回収してくれます。粗大ゴミなどは一部有料となる場合もありますが、自治体または専門の業者に依頼すれば、回収を受け付けてもらえます。
ですが、自治体のホームページやチラシを見ても、アダルトグッズの捨て方については書かれていません。
自分が今、処分しようとしているアダルトグッズは可燃ゴミなのか、不燃ゴミなのか、どのように分別すればよいのかといった具体的な処分方法は、持ち主が自分で調べるしかないというのが実情なのです。
かといって、自治体に電話などで処分方法について問い合わせることには、多くの方が抵抗を感じ、躊躇してしまうでしょう。
2.他人に知られたくない
アダルトグッズの処分のしかたによっては、同居している家族や、隣近所の住人にアダルトグッズを所持していたことを知られてしまう可能性があります。そのことを恐れて、処分に踏み切れないでいるという方も少なくないようです。
自治体によっては、中身の見える半透明のゴミ袋の使用や、ゴミ袋に氏名の記入を義務付けているところがあります。このような場合は、他のゴミと同じように、無造作にアダルトグッズを袋に入れて廃棄するというわけには行きません。
1つ目の理由とも関連してきますが、詳しい処分方法がわからないために、自治体が定めるゴミ出しのルールに違反してしまい、回収されずにゴミ捨て場に残されてしまった場合は、アダルトグッズの所有を他人に知られてしまうリスクはさらに高くなります。
このような理由で、なかなかアダルトグッズの廃棄に踏み切ることができず、自宅で保管し続けているという方も少なくないようです。
ですが、アダルトグッズの中には、経年劣化で素材が変質し、腐敗してしまったり、カビが生えてしまうものもあります。そうなると、処分はいっそう難しくなりますし、何より、そのようなものを保管し続けるのは衛生的にも問題があるでしょう。
不要となったアダルトグッズは、できるだけ早く、正しい方法で処分することをおすすめします。
オナホールの処分方法について
ここからは、アダルトグッズの種類ごとに処分方法を解説していきましょう。まずはオナホールの処分方法についてです。
オナホールの素材は、主に塩化ビニール(塩ビ)と熱可塑性エラストマー(TPE)の2種類です。以前は塩ビ製のオナホールが多く流通していましたが、環境への悪影響を理由に使用されなくなっていき、TPE製のオナホールが主流になりました。
オナホールの寿命は形状や材質によって異なりますが、平均的には半年程度と言われています。
耐久性の高いタイプであれば、丁寧に手入れしながら使用すると年単位で長持ちすることもあります。内部で雑菌が繁殖しないよう、使用後は欠かさず洗浄しましょう。
またTPEは熱に弱いので、高温、多湿の場所を避けて保管しましょう。
入口が裂けるなど物理的に破損してしまったり、雑菌やカビが繁殖してしまったオナホールは使用し続けることができません。
では、どのように処分すればよいのでしょうか。
TPEは基本的に可燃ゴミとして扱われますが、自治体によっては不燃ゴミや資源ゴミなど分別方法が異なる場合もあります。
お住まいの自治体の指示に従って処分してください。
オナホールの形を保ったままゴミ袋に入れると、中身が透けて見えてしまったり、ゴミ袋が破れた時に出てきて、他人に見られてしまう可能性があります。
内部を水洗いした後、ハサミやカッターナイフで細かく切り刻んでから捨てるのがよいでしょう。
刻んだあとはナイロン袋や新聞紙に包み、中身が散乱しないようにしましょう。
カップ型のオナホールは、複数の素材を組み合わせて作られています。内部を水洗いしてから外側のフィルムや本体を素材ごとに分解し、お住まいの自治体の指示に従って分別し、処分しましょう。
本体は細かく切り刻んで捨てるのが理想的ですが、硬くて切り刻むのが難しい場合は、そのまま新聞紙に包むなどして、人目に触れないようにするとよいでしょう。
ローションの処分方法について
続いては潤滑剤として使用されることの多い、ローションについて見ていきます。
ローションには使用期限を表示する義務がないため、パッケージや容器を見ても期限が記載されていることはほとんどありません。
ですが、時間の経過によって成分が変化したり、使用時に入った雑菌が容器内で繁殖するなどして、使用に適さない状態になってしまうことがあります。
購入したローションは、なるべく早めに使い切った方がよいでしょう。
ローションの使用期限の目安は、開封後であれば半年程度、未開封であれば3~4年程度と言われています。温度や湿度の高い場所や日当たりの良い場所に置くことは避けて、冷暗所で保管しましょう。
使い切れずに余ってしまったり、使用期限の目安を過ぎてしまったローションの処分方法を見ていきましょう。
ローションは主成分によって「ウォーターベース」、「シリコンベース」、「オイルベース」の3種類に大きく分けられますが、成分や残量によって処分方法が変わってきます。
ウォーターベースのローションの場合
ポリアクリル酸ナトリウムと、水(純水)を主成分とするタイプです。一般的なローションのほとんどは、このウォーターベースです。
粘度が低く少量であれば、このタイプは浴室などの排水口に流して廃棄しても問題ありません。排水口を詰まらせないようにシャワーのお湯などと一緒に少しずつ流していきましょう。
ローションの粘度が高い場合や、残量の多い場合は、塩(食塩)によってローションを溶かしてから廃棄する方法がおすすめです。
ポリアクリル酸ナトリウムは塩分によって分解される性質があるため、塩を混ぜてから数時間経つと、ローションの粘り気がなくなり、水のようなサラサラの液体になるのです。これで、排水口を詰まらせる心配がなく廃棄できるようになります。
シリコンベースのローションの場合
シリコン系のローションは、粘度が高く、乾きにくいことが特長です。そのためシリコンベースのローションは、排水口に廃棄することができません。
ウォーターベースのように手軽な分解方法もなく、排水管が詰まる原因となるため、排水口への廃棄は行わないようにしましょう。
シリコンベースのローションを処分する方法は、食用油などの捨て方と似ています。ティッシュペーパーやキッチンペーパー、新聞紙などにローションを染み込ませて、可燃ゴミとして廃棄してください。
量が多い場合は、ナイロン袋などに入れて、ローションが漏れ出さないように口を縛ってからゴミ袋に入れるとよいでしょう。
オイルベースのローションの場合
オイルベースのローションは、ココナッツなどの植物から抽出した油を主成分とするローションです。シリコンベースのローションと同じく、伸びの良さや乾きにくさが特長です。
処分方法としては、少量であれば、お湯や水と一緒に排水口に流して廃棄しても問題ありません。量が多い場合は、シリコンベースと同じように、紙に吸わせて廃棄するのがよいでしょう。
ローションの容器については、中を軽く水洗いしてから、材質に応じてお住まいの自治体の指示に従って分別し、ゴミ収集に出してください。
電動アダルトグッズの処分方法について
バイブレーターやピンクローターなど、電動のアダルトグッズの処分方法を見ていきます。
分解し、素材ごとに自治体の指示に従って分別するという点は他のアダルトグッズと同じなのですが、これらはオナホールよりも硬質の素材が含まれ、モーターや電子回路、バッテリーといった金属部品が内蔵されているため、分解の難易度がやや高くなっています。
最初にバッテリーを取り外しましょう。通電した状態で機械の分解を行うと、発熱や発火、感電といった事故の原因となり、非常に危険です。コンセント式の場合は、電源プラグを抜いた状態で分解作業に取り掛かってください。
バッテリーには主に乾電池と充電池の2種類がありますが、どちらもセロハンテープやガムテープを端子部分に貼って絶縁してから処分しましょう。
乾電池は自治体が指定する分別方法でゴミ収集に出せますが、充電池は家電量販店などに設置されている回収ボックスに持っていくことになります。
リチウムイオン電池などの充電池をゴミと一緒に廃棄すると、火災の原因となる場合があります。必ず正規の処分方法で廃棄しましょう。
本体を分解する際は、まずネジ止めされている部分から取り掛かります。普通のドライバーでは固くて回しにくい場合があるので、電動ドライバーがあれば便利です。
ネジを全て抜いても開かない箇所は、部品の隙間にマイナスドライバーなどを差し込み、少しずつこじ開けていきます。
開けることができたら、モーターや基板などの電子部品を取り外していきます。金属部品で怪我をしないように手袋をして作業することをおすすめします。
モーターや基板は不燃ゴミに分類されることが一般的ですが、自治体によっては粗大ゴミや資源ゴミとして扱われている場合もあります。
TPEなどの柔らかい素材でできている部分は、ハサミやカッターナイフで細かく切り刻むとよいでしょう。
硬い素材の場合は、色のついた袋や新聞紙などに入れ、外から形がわからないようにして廃棄してください。
分別方法についてはTPE製のオナホールと同様に、可燃ゴミとされる場合が多いですが、自治体によってはプラスチック製品と同じように資源ゴミとして扱われている場合もあります。
手持ち式の電動マッサージ機(ハンディマッサージャー)、いわゆる電マもアダルトグッズとして使用されることが多いですが、電マは基本的に不燃ゴミとして処分することができます。
ただし、自治体によっては小型家電として回収を行っている場合もあります。
ダッチワイフ、ラブドールの処分方法について
ダッチワイフやラブドールといった人形型のアダルトグッズについても、素材ごとの解体と分別という基本的な考え方は他のアダルトグッズと同じです。
解体せずに粗大ゴミ(マネキンなどと同じ扱いになります)として処分を依頼することもできますが、費用(1000円~3000円程度)がかかりますし、ラブドールの所有を他人に知られることには抵抗を感じる方が多いでしょう。
ラブドールの素材には、ビニール、ソフトビニール、ウレタン、シリコン、TPEなどがありますが、どれも基本的に可燃ゴミとして廃棄することができます。
オナホールを取り外してから、空気で膨らませているエアドールの場合は空気を抜きます。樹脂製の場合は頭部や手足をパーツごとに分解してから、ハサミやカッターナイフで細かく解体しましょう。
金属製の骨格や関節を内蔵しているタイプもありますが、これらも可能な限り分解し、自治体の指示に従って廃棄します。
しかし、人の形をしているアダルトグッズを刃物で切り刻むという処分方法には抵抗を感じるという方が多いかもしれません。
そこで注目されるのが、メーカーや専門業者が行っているラブドールの回収サービスです。
日本のラブドールメーカーの老舗「オリエント工業」では、不要となったラブドールを無償または有償で回収してくれる「里帰り」というシステムを行っています。詳しくはメーカーの公式サイトをご確認ください。
メーカー以外には、ラブドール販売店も回収サービスを行っています。
例えば「R DOLL」というショップでは中古品としての買い取りを行っているほか、リサイクル可能な状態のラブドールは無料で、再販売できない状態のドールも有償にはなりますが、回収を行ってくれます。詳しい条件などはショップの公式サイトにてご確認ください。
アダルトグッズの回収サービスについて
ラブドールの回収サービスをご紹介しましたが、オナホールやバイブレーターといったアダルトグッズについても回収サービスが用意されています。
アダルトグッズ販売店には、店内にアダルトグッズの回収ボックスを設置しているところがあり、多くの場合、無料で引き取ってくれます。
関西に店舗を展開している「信長書店」では、店内のエレベーターに廃棄ボックスが設置されています。店舗の所在地や回収対象となるグッズについては、ショップの公式サイトでご確認ください。
回収ボックスのある店舗が近くにない場合は、専門業者が行っている回収サービスを利用するのが便利です。
業者が販売している回収キットを購入し、アダルトグッズを梱包して発送するだけで、業者が処分を代行してくれるというものです。キットは通信販売サイトなどで手軽に入手できるため、実店舗まで行くのが難しいという方でも安心です。
女性向けアダルトグッズを手掛けているメーカー「ラブコスメ」も回収キットを販売しています。
なお、どちらの回収方法でも、アダルトグッズは必ず洗浄してから処分するようにしましょう。
おわりに
アダルトグッズの処分方法について種類別にご紹介してきましたが、特に大型のものや、構造が複雑なものを除けば、意外に簡単だと感じられたかもしれません。
使い道こそ特殊ですが、使われている素材は私たちの身近にある日用品や道具とほとんど違いはありません。
素材ごとに分解できれば、処分はそれほど難しくはないのです。
そして分解が難しい一部のアダルトグッズには、専門の回収サービスという心強い味方があります。
本記事が、アダルトグッズの処分に頭を悩ませている方や、処分方法が心配で新しいアダルトグッズの購入を躊躇している方の一助になれば幸いです。