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自分が悪いと感じている女性

辛い失恋を忘れるために絶対NGな9つの行動と1つの特効薬

投稿日: 2018年04月23日

執筆者: 跡見統志郎

失恋は失恋でも、ことのほか「辛い」失恋ってありますよね?

立ち直って時間が経ち、過去のこととして振り返ってなお、思い出すだけで辛くなるような失恋。だれでも一度は経験したことがあるかもしれません。

いつまでも小骨のように心の奥に刺さったままのトラウマのような失恋。もし今そのような失恋に悩んでいる人がいたら、まずは心の緊急避難が必要です。

この記事では、辛い失恋を忘れるために絶対してはならない9つの行動と、1つの貴重な特効薬をご紹介していきます。

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1.テレビをつけない

辛い失恋のあとですから、落ち込む気分をまぎらわせてくれるものが欲しくなるのはわかります。

いちばん手っ取り早いのは、スマホ全盛の今でもなお、家のテレビをつけることではないでしょうか。

液晶の大きな画面から、バラエティやクイズ番組のにぎやかな歓声が流れ、季節の変化や事件を伝えるニュースの声がいつも通りに聞こえてくるのは、傷ついた心を癒してくれる特効薬になるような気がしますよね。

でも、それは大きな勘違いです。テレビは、スマホとは異なり、情報の選択ができません。放送局があらかじめ組んだプログラムのまま次から次へとコンテンツが送り出されてきます。CMやドラマの番宣で、いつなんどき、恋愛あるいは失恋に関係した場面が出てくるかわからないのです。

ようやく少しおさまりかけた傷の痛みに、相思相愛の恋人たちを描く恋愛ドラマも、別れの場面を描くCMの演出も、これ以上ないほど致命的な打撃を与えます。テレビをつけるのはやめてください。リモコンをクローゼットの奥にしまっておきましょう。

2.むやみに街歩きしない

辛い失恋を忘れるのがたいへんなのは、失恋で受けたダメージがあまりにも大きいからです。テレビと同様、日常生活ではごく当たり前の街歩きですら、弱った心には致命傷を与えるきっかけとなりかねません。

百貨店のディスプレイにはすてきなカーディガンが、交差点そばのカフェには新しいメニューを知らせる看板が、クレープ屋の移動屋台の前でにぎわう楽しげな行列が、そうした目に映るものすべてが、失われた恋をあざ笑うかのような神々しいほどのまぶしさで迫ってきます。

家に閉じこもれとは言いません。そんなことは不可能です。どうしても必要な時に限って街歩きに出かける、くらいの慎重さがなければ、忘れたいはずの失恋がふたたび明確な輪郭を伴って、いつまでも心に居座りつづけることにもなりかねません。

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3.満腹になるまで食べない

テレビのニュースでコメンテーターが、有名人の訃報を伝えたあと、「やりきれない悲しみでいっぱいです」などと自身の心境を吐露することがあります。

でもそれはあくまで社交辞令です。なぜなら、翌週の同じ番組で、コメンテーターの姿にやせ細ったような形跡はみじんも見られないからです。

ほんとうに悲しく、辛ければ、食事はのどを通りません。辛い失恋とはまさに、食事すら食べる気になれないほどの深く苦しいダメージです。

それでも人間、何も食べないわけにはいきません。三日、四日と日が経つにつれ、傷はまったく癒えていないながらも、空腹は感じるようになります。これは自然な、とても良い当たり前の変化です。

ですが、1週間ほど経って、少し気分が良いからと、満腹になるまで食べるのはやめましょう。なぜでしょうか。それは満腹感がある種の幸福感と似た感覚を伴うからです。そして、満腹中枢の刺激で呼び起こされた自分の中の幸福感情が、同じ自分の心につけられたままの辛すぎる失恋の傷をいたずらに煽るのです。

「自分の敵は自分」とはまさによく言ったものですね。辛い失恋の後という心の極限状態では、満腹感ですら、自分を攻撃する恐ろしい敵となるのです。

4.新しい恋を夢見ない

NGサインを出す人

酷なことを言うようですが、今は弱りきった心の緊急避難というテーマで考えていますから、そこはひとつご容赦ください。

辛い失恋で受けたダメージの反動で、時々、心が振り子のように大きく、まるで反対の方向へと走り出そうとすることがあります。そうです、新しい恋に出会えば、この打ちひしがれた状態から回復するのではないかと、無理に自分を奮い立たせるような心の動きが見られることがあるのです。

たしかに「毒を以て毒を制する」という言葉もありますから、ある種のショック療法として、新しい恋に向けて突っ走るという選択肢も考えられなくはない。

しかし、です。それはあくまで「失恋」の場合に限られます。今体験しているものが「辛い失恋」であるならば、新しい恋というショック療法は、おそらく心をショック死させてしまうでしょう。絶対に避けてください。少なくとも半年から1年は、インターバルが必要ではないでしょうか。

5.家族に打ち明けない

家族に失恋話を打ち明ける女性

辛い心の状態は、だれかに頼りたい気持ちを募らせます。ふだんあまり突っ込んだ話はしなくなった両親、たとえば母親に、失恋の詳細を打ち明けたいと思ったとしても何ら不思議はありません。

そもそも、辛い失恋について人に話して聞かせることは、ほとんど効果がないか、かえって傷を広げるだけです。それが友人であれ、先輩であれ、会社の同僚であれ、聞いてもらって心に広がるのは、「わかってもらえなかった」という砂を噛むような思いだけなんですね。

なんて無理解なんだと周囲の人を責めたり恨んだりしてはいけません。失恋の痛手があまりに深すぎる体験は、心のひだの奥深くまでダメージの枝葉が広がり、どんな巧みな言葉の使い手であっても、その細部をことこまかに表現することは至難のわざだからです。

起きた出来事の全体が伝わらないのですから、どんなアドバイスも中途半端なものになって当然で、それが「わかってもらえなかった」という激しい後悔にもつながります。

だとしたら、沈黙を保つ方がずっとよいとは思いませんか?

さて、ではなぜ、母親に話すべきではないのでしょうか。理由は同じこと。結局は「わかってもらえなかった」という同じ結論に達するにしても、相手が肉親だった時の落胆たるや、目も当てられないほど悲惨です。期待をかけた相手であるからこそ、落胆も大きい。やめておきましょう。

6.夢をひきずらない

夢とは、眠った時に見るあれのことです。良いことであれ悪いことであれ、強く印象に残ったことが夢に再現される傾向が強いですから、失恋した相手がたとえば懐かしい笑顔のまま目の前にありありと立っている、そんな夢を見ないとは限りません。

何事も「備えあれば憂いなし」です。見ようと思っても見られず、見たくもないのに見てしまうのが夢なのですから、万が一に備えて、つまり失恋相手が夢に出てくる最悪のケースに備えておくことが必要です。

目が覚めたら熱いシャワーを浴びましょう。失礼、目が覚めたら「すぐ」暑いシャワーを浴びましょう。最悪な夢をベッドの中で反芻するなどもってのほかです。間髪入れずシャワーを浴びる態勢を整え、それをルーティーンとしましょう。

7.冷暖房をおしまない

記憶は季節とも結びついています。夏の暑さや冬の寒さ、それは皮膚感覚に訴えますから、よけいな記憶が暑さ寒さとともによみがえってくることがありえます。忘れたいのですから、徹底しましょう。

季節の移り変わりは日本という国のすばらしい特徴ですが、そんな自然の運行も今や恐るべき敵なのです。人為の力を信じ、活用しましょう。エアコンをフル稼働させて、一定の快適な温度での生活を心がけましょう。

8.風邪をひかない

風邪の予防に手洗いをする人

健康であることがギリギリのところで心を救うということがよくあります。辛い失恋の後遺症に耐え、忘れる努力を持続するためには、健康な体は不可欠です。

運動して汗をかけとは言いません。そうした積極的な行動は、とかくトラウマの再発を招きやすいからです。

もっと消極的にいきましょう。マスクをし、手洗いをし、うがいを欠かさないようにしましょう。風邪を疑う症状が出たら、市販の薬を早め早めに飲みましょう。病院での診察は心を圧迫します。

9.人にやさしくしない

自分の心を守ることを第一義に考えましょう。

他人のことはどうでもよい、と言ったらひんしゅくを買うでしょうが、心の緊急避難時です。そんな批判にかまってはいられません。

共同募金はスルーしましょう。お年寄りに席をゆずるのもやめてください。ご近所さんへのあいさつも、笑顔なしの軽い会釈で済ませましょう。

ちゃんと理由はあります。人にやさしくすると利他感情が刺激されて、ないがしろにされた自分のみじめさが再度クローズアップされてしまうのです。今はただ自分だけをいたわる時だと肝に銘じておきましょう。

10.心を捨てる(特効薬)

恋愛映画を泣きながら鑑賞する女性

強く愛着のある連続ドラマがあれば最高です。強く愛着のある人気バラエティがあれば最高です。なければこの方法は使えません。マンガや音楽、動画では、この方法の成功例が確認されていないのです。申し訳ありません。

勝手にあると仮定してお話しします。傷ついた心を捨てましょう。要らないですから。

どうするか。中古でかまいませんから、ドラマかバラエティのDVDボックスだけは購入しましょう。夜、一人の部屋で、愛着のあるそのDVDをひたすらくり返し見てください。セリフの順番まで覚えてしまうほど、くり返し、くり返し見続けてほしいのです。昔のビデオテープなら擦り切れるほど見てほしい。デジタルデータなのに劣化したかな、と思うほど、何十時間も見続けましょう。

するとある日突然、変化が訪れます。

好きなコンテンツだったはずですが、なんだか見ていると気分が悪くなるのです。

なぜだと思いますか?

好きなDVDを見ながらも、失恋の痛手は頭を離れなかったはずです。しかし好きなDVDですから、時には失恋を忘れ、内容に没頭したりもしたはずですね。

傷を思い出したり、ふと忘れたり、そのしつこいまでのくり返しを通じて、じつは心の傷の何割かが確実にコンテンツに転写されたのです。オカルトではありません。心理の厳密なメカニズムです。

だから、好きだったDVDの視聴がある時とつぜん耐えがたくなります。

DVDを見ることが、失恋の痛手と強く結びついて、新たな条件反射ができたんですね。こうなればしめたものです。DVDの視聴はすぐにやめましょう。

住んでいる地域のごみの分別についてよく調べたら、適切な日にDVDボックスをすべて捨ててください。心の傷の少なくとも何割かは、ごみ収集車が夢の島まで運んでくれますから。