
国際結婚に興味のある方必見!国際結婚のメリットとデメリットとは?
更新日: 2018年10月27日
海外ドラマのような「ロマンティックな恋愛をしたい!」と思ったことがある方はいませんか。
ある調査によると、最近では10組に1組が国際結婚のようです。
しかし、国際カップルの離婚率も非常に高く、5割以上のカップルは離婚をしてしまうそうです。
今回は、私の体験談をもとに、そんな国際結婚のメリットとデメリットを紹介させていただきます。
国際結婚のメリットとデメリット
メリットその1:毎日が驚きの連続!
結婚生活とは同じ屋根の下、毎日同じパートナーと人生を共にするということですが、そのパートナーが外国人だと、毎日がまさに驚きの連続です。
同じ日本人でさえ、地域ごとや家ごとのルールの違いに驚くことが多々ありますよね。
それが、全く違う文化の中で育った外国人だと想像してみてください。
私や日本人にとっては当たり前だと思っていたことが、相手にとっては当たり前ではない。また、相手にとっての当たり前が、私や日本人にとって驚くようなことだったりもします。
例えば、私とパートナーはどちらの国にも住んでおらず、お互いにとっての第三国に住んでいますので、彼はいつも彼の両親に電話をかけています。
その日の出来事や自分の恋愛について、何から何まで細かく共有しあっています。
最後に「会えなくて寂しいよ。愛してるよ。」と言って、電話を切ります。
日本人の私からすると、子から親に言う言葉としては、妙に違和感を感じてしまうような言葉だったので、初めの頃は、本当に驚きましたし、その電話を聞くたびにゾワっとしていました。
しかし、よく考えてみると、私は両親に感謝の言葉さえまともに伝えることができていないな、と思うようになりました。
思っていることを言葉に出すのが苦手な、日本人の良いところでもあり悪いところでもある点について考えさせられました。
また、ある時、私のパートナーと一緒に私の両親と食事をしている時、お箸をテーブルに置く代わりに、白ご飯に突き刺してしまいました。
私にとっては、当たり前にやってはいけないことでしたし、両親の前だったということもあって、彼の行動に驚いてしまいました。
注意すると、彼は何がいけなかったのか本当に分からない顔をしていました。日本のマナーですから、それもそのはずです。
家に帰ってから、どうして白いご飯にお箸を突き刺してはいけないのかを聞かれ、たしかに聞かれてみると私もどうしてだめなのか、よく分からず答えることができなかったので、結局インターネットで調べながら説明しました。
毎日、文化の違いから生まれる驚きがあることによって、毎日新しいことを発見しているような気持ちで楽しいです。
また、その驚きを受けることによって、相手の国のいいところから自分の足りないところを学んだり、また、普段は当たり前だと思っていたことも、相手に説明することによって、新しい発見や知識に繋がったりもします。
メリットその2:私を持ち上げてくれる!
お国柄にもよると思いますが、私のパートナーは、常に私のことを持ち上げてくれるので、それが毎日のモチベーションにつながります。
例えば、仕事場に持っていくお弁当を私が毎日作るのですが、毎日欠かさず感謝の気持ちを伝えてくれます。
素晴らしいお弁当ならともかく、私は面倒臭がり屋なので、夜ご飯の残りをお弁当箱につっこむだけなのに。それでも、食べたあとには必ず「今食べ終わったよ。おいしかった、ありがとう」とメッセージまでもくれます。
私の料理を食べるたびに、何を作ってもおいしいおいしいと褒めてくれます。
また、私がダイエットを始めた時には、1kg痩せただけで、大げさに褒めてくれます。
1kgなんて、たいした変わらないのにどうにか褒め言葉を絞り出して、「別人のようだ」とか「頑張った成果が滲み出ている」などと言って私を褒めてくれます。
毎日毎日小さなことまで褒めてくるので、本心かと疑ってしまうこともありますが、なんだかんだ言ってそうやって感情をいつも言葉にしてくれることで、私のモチベーションは少なからず上がっています。
心のどこかで、また褒めてくれるかなとウキウキしている自分がいるので、外国人の彼っていいなと改めて思ったりします。
もちろん、まだまだ国際結婚の良い点はたくさんあるのですが、今回は厳選の2点を挙げさせていただきました。
どうですか、ここまで読んで国際結婚っていいな、と思っていただけたでしょうか。しかし、もちろん国際結婚には良い点だけでなく、悪い点もたくさんあります。
こちらもデメリットの2点として紹介させていただきます。
デメリットその1:言葉の壁!
言葉の壁は、国際結婚のデメリットとしてよく挙げられます。
国際結婚の離婚率は非常に高いですし、その最大の理由が「言葉の壁」であると言われています。
どんなにその言語が話せても、母語とは違い細かい細かいニュアンスまでは伝えられなかったりします。
しかし、私がデメリットとして挙げる言葉の壁は、私とパートナーとの間の壁ではありません。
私自身はパートナーとの会話における言葉の壁は、デメリットと感じたことはありません。日本人同士のカップルでも同じことですが、一緒にいれば一緒にいるほど2人だけの言語が出来てきます。一字一句語らずとも理解し合える場面が、ほとんどです。
喧嘩した時に細かいニュアンスが伝わらないというデメリットもよく耳にしますが、私はポジティブに考えて、細かいニュアンスは伝わらないほうが平和ということにしています。喧嘩中に一字一句気持ちを伝えたところで、何も解決しない場面が大半ですから。
今回の言葉の壁のデメリットというのは、相手の家族との言葉の壁です。
国際結婚をすると、相手の国の言葉を勉強するという方が多いですが、普段からその言語を使っていないとなかなかスムーズな会話ができるようにはなりません。
私自身もパートナーの国の言葉を勉強してはいるのですが、英語圏に住んでいることもあって普段は英語しか使っていないこともあり、ほぼ話せません。
それでも、例えばパートナーの家族と食事をしていて、みんなが一つの話題で盛り上がっているのにもかかわらず、ひとりだけ理解できず孤独感に苛まれることが多いです。
パートナーも食事の席で事細かく通訳するということはできませんから、やはりその言葉を自分が勉強するのが最善の策ですが、なかなか難しいですよね。
デメリットその2:どちらかが家族と離れることになってしまう!
どこで暮らすか、というのは国際結婚カップルにとって、大きな議論のテーマのひとつなのではないでしょうか。
どの国に住んだとしても、少なくともどちらか一方が、家族から遠く離れたところに住まなければなりません。
お正月だからと言って必ず実家に帰れるというわけではなくなってしまいます。
私たちの場合は、お互いのメリットを考えて英語圏の第三国に住むことにしました。
つまり、お互いに家族から遠く離れたところで暮らしている状態です。いざという時に頼れる家族が近くにいないということは、やはり心細いです。
それは、家族だけではなく、昔からの友人とも離れてしまうということになります。
その点が国際結婚の最大のデメリットだとする人も多く、パートナーからの精神的に大きなサポートがなければ、最初は楽しかった異国での生活も心細さへと変わり、それが離婚へと繋がってしまうことも多くあるようです。
さて、他にもデメリットはたくさんありますが、今回は上記2点を挙げさせていただきました。
終わりに
どうですか、今回の記事を読んで国際結婚をしたいという気持ちがどう変化しましたか。
国際結婚がうまくいっているカップルの多くは、外国人と結婚することによって生じるデメリットを目一杯楽むことができる人たちです。
例えば、文化の違いによって常識も違いますが、それをストレスと感じずに、そこから得る新しい発見が毎日を刺激的にしてくれるスパイスだと考えることができる人には、国際結婚は向いているのではないでしょうか。