
恋愛心理の真実!笑顔の裏には何がある?
更新日: 2018年10月27日
デートなどで人と楽しい会話中に「相手の目が笑ってない!」というときがあります。
またお笑いライブを見に行って、ステージ上の芸人さんがさんざん楽しそうに漫才した後に、ステージが終わると途端に笑顔が消え、真顔になって舞台袖にはけていく…なんて光景もよくあります。
同じ笑顔でも、それぞれ思惑がありそうです。
笑顔の裏に隠された心理とはいったい何なのでしょうか?
コミュニケーションの潤滑油としての笑顔
笑顔は基本的に「相手への好意」の気持ちを表しています。
相手に話しかけるときに、私たちはコミュニケーションの一環として、「笑顔」を使います。
これは「愛想笑い」と言われるものですが、何も無理してるわけでもなく、自然と身についている人が多いです。
人と会う時、人は相手に良く思われたい、という心理が自然と働きます。気持ちの良い「笑顔」は相手にいい印象を与えます。
不自然に引きつってしまうくらいなら、自然体のほうがいいですが、真顔で話しかけられたらコワいですよね。少し緊張してしまったとしても、やはり笑顔の効果は絶大です。
相手が笑顔を見せてくれたら、「作り笑いなんじゃないか?」と疑わずに、相手が「いいコミュニケーションを取りたい」と思ってくれているのだなと考えて、あなたもその嬉しい気持ちを笑顔で返しましょう。
相手の話が少々退屈な話だったとしても、上の空でぼーっと聞けばそれは相手に伝わり相手を少なからず傷つけることになります。
身を乗り出して相手の目を見て興味を持って聞いてあげ、多少作り笑いとしても、少し大げさにウケるなど、楽しみながら聞いてあげる姿勢を見せるほうが相手も喜びます。相手を喜ばせるための「笑顔」。
それが相手とのいいコミュニケーションを生み出し、仲良くなるきっかけになるのです。
心からの笑顔はリラックスの表れ
仲良しになってくれば、相手もリラックスして心からの笑顔を見せてくれるようになるでしょう。
シャイな人が相手の場合は笑顔を見せてくれなくて、「もしかして怒ってるのかなぁ?」と不安になることもあるでしょうが、恋愛慣れしていない人は「異性と二人っきり」が苦手ということがあります。
そういう人は「デート」というものに対して二人の閉鎖的なイメージを持っている場合があり、どこかリラックスできないのです。
そんな相手の心からの笑顔が見たいときは、相手の慣れている場所に連れ出すほうがよいでしょう。相手が好きな趣味をあなたも一緒にやるとか、仲間が多くいる中で少しずつ心を開いてもらう方法です。
二人きりのデートのときには全く見せなかった笑顔が、仲間内では見られるということはよくあることです。「自分のことが好きじゃないのではないか」と早合点せずに、そういう人もいる、ということを理解して、相手に心地よい空間を提供してあげましょう。
特に、相手の親友が混ざっていると、とても安心し、心を開いてくれます。
相手の明るい女友達も一緒に呼んで会ってみたら、実は本人もすごいおしゃべり女子だった、なんてこともあります。
同じようなことは男性でもあり、30代であっても40代であってもデート自体に慣れていない人はたくさんいます。
二人で会った時にはどこか緊張していて、おとなしく、愛想があまりなくて、仕事などの真面目な話ばかりしていた人が、自分の親友の前では人が変わったかのように明るくおちゃらけて、調子に乗ってしまう、というようなことです。
男性のほうが驚くほど別人になることはあります。男性の方がシャイな人が多いのと、好きな女性の前、特に二人っきりだと自分をうまく表現できない人が多いせいかもしれません。
一般的に日本人は世界で見ても「表情が分かりにくい」とされています。
国民的気質から見ても、日本人は全体的に顔の表情のバリエーションが外国人に比べて乏しい、表現が下手、ということはあるでしょう。
表情から感情を読み取れないということは、誤解を生むこともあります。
いくら日本人が表現下手といっても、日常的に関わるのは普通は私たち日本人同士がほとんどで、その中でも個人差はあります。
愛想笑いであっても、無表情よりはマシです。多少の努力で自然な笑顔を身につけることはできます。
そのためにはとにかく人と接して慣れることです。そしてさまざまな人の反応を見て、効果的に変えていくことです。
仕事上でも笑顔は戦略として必要なように、恋愛でも笑顔は素晴らしい効果を発揮する武器になります。
ふだん、クールな人がする「含み笑い」ですが、こういうタイプは感情のコントロールがうまく、頭の回転が早く、仕事ができる人に多いです。
いつも一歩引いて自分や相手の様子を見ている余裕があるのです。「含み笑い」は意識的に余裕があるときでないと、起こりえない笑いです。
よく笑う人はモテる
中には、いつでもどこでも豪快に笑う人、ケラケラ笑う人などもいますが、よく笑う人は相手に心を開き、人と仲良くなりたいという気持ちがある人、気持ちに余裕のある人が多いといいます。また自分の気持ちを隠すのが苦手なタイプともいえるでしょう。
よく笑う人は自分自身人を笑わせるサービス精神旺盛な人が多いですが、男性の中には芸人のように面白さを追求する人もいます。
それは、モテ要素のひとつに、「面白い」というのもあるからです。
ルックスに自信のない人は特に、面白さで人にウケれば人気者になりやすいということもあり、小さなころから人を笑わせることに磨きをかけているような人もいます。
そういうクラスの人気者が実際にお笑い芸人になりブレイクする、という話はよくありますが、女性の場合は男性と同じようにはいかないようです。
女性の場合は女芸人のようにユーモアを持ち、人を笑わせる要素があっても、モテ要素には繋がりません。
実際の調査でも、男性は女性に対して「ユーモア」や「面白さ」はあまり求めていない、むしろ必要ないことも分かっています。
それは女芸人のように自分たちを下に落として失敗などで笑いを取りにいったりすることが、男性には「女性の魅力」としては感じにくいことが挙げられます。
男性は自分よりも下に思う人を恋愛対象にしないためです。女芸人がモテないのはこういった理由もありそうです。
だからといって、アメリカンジョークのようなひねりを効かせた笑いが男ウケするかというと、そんなことはないようで、知的な笑いはまた男性からすると、恋愛対象として敬遠しがちなもの。男性は自分より知性がある女性も好きになりにくいのです。
むしろ男性が女性に求めているものはまさに「笑顔」です。男性が女性を喜ばそうとして一生懸命笑わそうとしているときにただ楽しそうに笑っていてほしいのです。
また、男性が仕事から疲れて帰ってきたときには「笑顔」でそっと出迎えてほしいのです。それが男性にとっていちばんの癒しとなります。
女性は笑いをとりにいかなくてもいい、でも笑顔を見せてほしい、これが本音です。
女性にとっても、笑顔を見せるだけなら、そんなに難しいことではありませんよね。
男性の前では楽しそうにたくさん笑ってあげましょう。ただし、バカにした笑いでなく、温かみのある笑いで。
それが男性が喜ぶ最上級のお返しです。
まとめ
以上のように、「笑顔」は相手にとてもいい印象を与えることが分かりました。
相手への好意を示す以外にも、「笑顔」は人同士が接するときにはなくてはならないコミュニケーション・ツールのひとつとしても大いに力を発揮します。
恋愛の場面でも、相手の笑顔が見たいからなんでも一生懸命頑張れる、そういうものです。笑顔は幸せの象徴です。
笑顔があふれる人の周りには自然と人が寄ってきます。明るい楽しい人たちに囲まれていると幸せになります。自分も周りの人たちを笑顔で幸せにできます。
笑顔は幸せを運んできてくれ、恋愛もそのおかげでうまくいきます。
不平不満や愚痴を言っていると、余計心配の種が増えます。ため息をついてばかりいると幸せが逃げます。
笑うと「ナチュラルキラー細胞」というがんも抑制できる細胞が増え、健康になります。
「笑う門には福来る」は本当のことなのです。