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マリッジブルーとは?起きる原因と乗り越え方の秘訣

結婚式をするカップルと祝福する人々

結婚直前、現実から逃げたくなるいわゆるマリッジブルー。女性だけではなく、男性にも湧く感情です。

幸せなはずの結婚式直前に、マリッジブルーは何故起こるのでしょうか?

今コラムでは、マリッジブルーの原因を心理的に説明、考察していき、いざマリッジブルーになった時にその感情とどう付き合っていけばいいのかを考えます。

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マリッジブルーは何故起きる?

何ヶ月も前から計画し、たくさんの親類や友人も招待して、人生の晴れの日となるはずの結婚式。その直前、突如として襲われるのがマリッジブルーと呼ばれる感情です。

人生で一度(恐らくですが)の一大イベントを前にして、目の前の現実から逃げたくなってしまう。明るく祝福されたいのに、何故だが暗い気持ちになってしまう。このマリッジブルーの正体は、知らず知らずのうちに芽生えた無意識の感情なのです。

精神分析学では、人間の心には自分で意識している領域と、自分でも認識できない無意識の領域があると説明されています。無意識下にある感情は、知らないうちに生まれ、膨張し、ある日突然に表面化することがあります。

いわゆる衝動と呼ばれるものがそれで、多くの場合、ストレスなどをきっかけに表面化し、自分でもコントロールができません。
マリッジブルーはこの無意識下から表面化した衝動だと言うことができます。

どのような衝動なのか?

くたくたに疲れた女性

マリッジブルーが無意識から出た衝動だとするならば、それは一体どのような種類の衝動なのでしょうか?

全てのマリッジブルーが同様ではないですが、基本的にマリッジブルーは結婚式に対するネガティブな感情です。結婚を不安に思う気持ち、将来を案じる気持ち、結婚したくない、結婚式をしたくないという感情が心の奥底にあるからこそ、マリッジブルーになるのです。

人生の一大イベントという意識や、親、友人、上司など招待客からのプレッシャーが強烈なストレスとなります。

公衆の門前で式をやる以上、祝福される役を演じなければなりませんし、幸せにならなければならないという考えが強くなります。そのようなストレスを受けていると、無意識のうちに結婚式に対するネガティブな感情が噴出してしまうと考えられるのです。

何故ネガティブな感情が生まれるのか?

怒る女性

マリッジブルーの根底に結婚に対するネガティブな感情があるのなら、何故そのような感情が生まれてしまうのでしょうか。

実際のところ、その理由は人それぞれなのですが、最も重要なポイントは自分でも意識しないところでその感情が大きくなっていくということです。
つまり自分の認識では結婚することをおそらく肯定していますし、喜んでさえいるのですが、反対に結婚をネガティブに捉える感情が自分の知らないところで育っているということなのです。

表の感情が結婚を望んでいるのに、裏の感情が望んでいない。表裏全く正反対の感情が同居しているというのは、なかなか怖いことです。

むしろ表の感情も結婚に否定的な方が安全かもしれません。そのような人はマリッジブルーになることはありえません。

表と裏の感情が同じなのですから、裏の感情が無意識下の衝動として表出することはありえず、結婚したくないけど仕方なくする、などと割り切って考えることができます。
このような考え方は、確かに結婚式という幸せな夢にふさわしくないかもしれませんが、結婚生活は何十年も続くもの。夢だけではなく、現実も見ていかなければならないので、悪いことではありません。現実主義も生きていく上では必要になることがあるのです。

何故表裏の感情に矛盾が起きるのか

現実主義者は置いといて、一生に一度の結婚式くらい夢を見たいものですね。しかしマリッジブルーは待ってはくれません。何しろ自分ではコントロールできないので、止めようがないのです。

何故表裏で矛盾した感情が生まれてしまうのでしょうか。それは結婚を自分の意思で決めたと思い込んでいるからです。

戦前は、家が決めた結婚やお見合い結婚などが普通でした。恋愛結婚は珍しく、結婚は夢を見るというよりも、家を守るためや子供を作るためなどと、人間の営みの一つとして割り切ることできたように思います。
しかしながら、今は恋愛結婚が当たり前の時代になりました。私たちは自分の意思で相手を選び、自分の意思で結婚を決める。誰にも邪魔をされず、自分の自由な意思で物事を決めることが認められている。そう私は思っています。

ですが考えてみてください。本当にそうでしょうか。私たちは本当に自分の意思で相手を選び、自分の意思で結婚を決めているのでしょうか。
恐らく、100パーセント自分の意思で決めたと言い切れる人は多くはないでしょう。心のどこかで、100パーセント自分の意思ではなく、仕方なく結婚に踏み切ったという部分もあるのではないでしょうか。

世間には様々な常識というものがあります。人は多かれ少なかれ常識に従って生きているのです。
改善はされてきましたが、女性は未だに結婚しなければならないという常識が根強く残っています。

どんなに世間が男女平等を訴えようが、両親は娘が結婚しなければ心配するでしょうし、友人たちはどんどん結婚していき、無言のプレッシャーがかかります。
子供を産むためには何歳までに結婚しなければとか、長年付き合った恋人のために結婚しなければ、など自分の意思ではなく、常識や状況に従って結婚することもないとは言い切れません。

どこかで結婚しなければならないと考えて、結婚を選択する人は少なからずいるのではないでしょうか。自分の意思で自由に選んだと思っていても、それが思い込みだったいうこいうことは結婚に限らずよくあることです。

もちろん常識に従うことは決して悪いことではありません。常識に従うからこそ、私は豊かな生活や安全な暮らしを送ることができているし、社会も常識で成り立っている部分があります。

しかし常識は絶対でもありません。仕事に生きがいを見出している人に結婚しなければならないと強いるのは間違っていますし、結婚しなければならないという法律があるわけでもありません。

それでも結婚に幸せを見出す風潮は根強いですし、実際に結婚で幸せを掴む人もたくさんいます。

問題は結婚を絶対と考えてしまうことです。
常識だから、親が望むから、友人に取り残されたくないから、といった理由で結婚を決めることは、どれも立派な理由になりえますが、本当の自分の意思とは反している場合があり、そんな時にマリッジブルーが起きるのだと考えられます。

マリッジブルーを感じたらどうすればいいのか?

影がある女性

マリッジブルーを感じたらどうすればいいのでしょうか。
自分の相手がマリッジブルーを感じることもあるかもしれません。表向きは結婚を喜んでいても、心の中ではそれを望んでいないというのは、あまり良い状況とはいえません。
結婚式は乗り切っても、結婚生活は何十年と続くもの。そのうちに問題が出てきてもおかしくはありません。

マリッジブルーを感じた場合、裏の感情があるかもしれないということを認めることが大事です。

自分は結婚して幸せだと無理に考え、結婚をネガティブに考える感情を抑え込めば抑え込むほど、無意識の中で大きくなり、いつか衝動として出てきてしまう可能性が高くなります。

まずは結婚をネガティブに考える気持ちと向き合い、受け入れることです。

結婚は人生の一大イベントであり、不安に思う気持ちも仕方がありません。幸せな気持ちで自分を誤魔化すのではなく、不安な気持ちとも上手に付き合っていきましょう。

結婚はゴールではなく、これから二人で作り上げていくものです。
もし自分の心の中に結婚したくないという気持ちがあったとしても、長い結婚生活でいくらでも修正できます。最終的にマリッジブルーが一時の気の迷いだったと笑って振り返れる結婚生活を送りたいものですね。

まとめ

以上がマリッジブルーの説明と考察になります。

マリッジブルーは表と裏の感情が異なる場合に、無意識から出てきたネガティブな感情であり、無理に抑え込むよりも、その感情を受け入れ、結婚生活を作っていく上で徐々に修正をしていけばいいのではないでしょうか。

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