バツイチ女性の恋愛事情【子持ち編】
PR 更新日: 2023年02月16日
昨今、離婚は珍しいものではなくなりました。婚姻も自由ならば離婚も自由です。
そんな自由を手に入れた女性、子持ちと言えど、恋愛もしたくなることもあるでしょうし、人恋しくなるときもあるでしょう。
そんなバツイチ子持ち女性の恋愛事情はどうなっているのでしょうか。バツイチ子持ち女性のリアルな声をまとめてみました。
30代前半、子持ちバツイチMさんの場合
Mさんは20歳の時に授かり婚をし、女児を出産。夫も同じ20歳で、まだ若い結婚ということもあり、周囲にはとても心配されていました。
出産して半年が過ぎた頃夫の浮気が発覚し、悩んだ末、子どもが1歳を迎えるころに離婚。Mさんは実家へ戻り、同居をしながら娘を育てることになりました。
娘を保育園に預け、以前勤めていた経験を活かしショップ店員として働きだしたMさん。まだ若く、外見もおしゃれで可愛らしいため、ショップのお客さんに声をかけられることも少なくありませんでした。
同時に、保育園のママの中にも同じように若くしてシングルマザーとなった女性が何人かいて、そんなママ友から「合コン」のお誘いを受けることもありました。
合コン相手は若くて少し派手目な男性たちでした。Mさんは、元夫と同じようなタイプは絶対やめようと決めていました。同じような過ちをおかす女性も多いですが、Mさんは違いました。恋愛もしたい気持ちもあるけれど、相手をよく見て、軽い気持ちで付き合ったりはしないと決めていました。
そのためなかなか真剣に交際するというところまではいかず、よくて連絡先を交換し友達としてグループで会うという状況でした。
そんな時、TVであるアイドルグループが歌う姿が流れてきました。歌も踊りもいいし何よりルックスがMさんのタイプでした。Mさんは軽い気持ちでそのグループのライブDVDをレンタルしてみました。するとすっかりファンになってしまったのです。
娘も小学生になり、Mさんはそのアイドルグループのライブに娘と行くことが何よりの楽しみになったそうです。
ライブの予定があればそれに合わせて服も新調しておしゃれをし、メイクやヘアスタイルも気を付ける。ライブのために貯金もするし、生きがいにもなっているとMさんは言います。
もし普通の一般男性と恋愛をしたら、その男性にまた裏切られるかもしれない。うまくいって再婚できたとしても、自分には娘がいて、男性とは血のつながりはない。そう悩むのならば、アイドル相手に疑似恋愛をした方が楽しいし、娘のためでもあるとMさんは言います。
娘が成人する頃は自分も40代、そうなったら落ち着いて真面目に交際できる大人の男性と出会うかもしれないので、それまで疑似恋愛で楽しみながら女性を磨くそうです。
40代前半、子持ちバツイチOさんの場合
Oさんが結婚したのは30代前半。それまでIT業界でバリバリと仕事をしていて、家は実家住まいだったので家事は母に任せ、休みがあれば友達と海外旅行へ行くなど、家つき独身生活を満喫していました。
しかし激務が続くとOさんも疲れ、そして30歳になるころから周りの友人たちも結婚していき、両親も「結婚しないのか」とOさんに言うようになります。
高学歴でプライドも高いOさんは、今までの生活レベルを下げるのも嫌だし、収入の低い夫もいやだと考えます。
当時の同僚に、遊びたいし自分の生活は変えたくないけれど、「一度結婚というものをしてみたい」と言う男性がいました。そして結婚についてその男性と語り合っているうち、「ちょうど良いから結婚しようか。」ということになりました。
同じ会社ですから収入が良いのは分かっているし、今までの生活を変えたくないのは自分も同じ。Oさんは男性と結婚し、都心のマンションに住みながら仕事を続けました。
そして周りの友人たちが子どもをもつようになると、Oさん夫妻も「そろそろ子どもを作ってみようか」ということになりました。程なく妊娠し、女児を出産。Oさんは産休と育休を取りました。
しかし夫は子どもが出来てからも自分の生活を変えることはせず、休みの日には趣味を満喫し、仕事帰りには飲みに行くなどの生活を続けました。そんな夫にOさんは激怒し、しかし夫は「結婚する前から生活は変えるつもりはないと言っていたはずだ」と取り合ってくれません。
我慢できなくなったOさんは実家に戻り、離婚。離婚した夫のいる会社には復帰できないため退職しました。
しばらくは娘を育てながら実家にいましたが、やはり生活は少し切り詰めなくてはならなくなりました。しかし贅沢な暮らしを続けていたため、質素な生活は我慢が出来ず、娘も行かせたい幼稚園があるので保育園には入れず、幼稚園に入園するのを待ちました。
まだOさんの父親が働いていたので何とかなりましたが、娘の入園とともに、父親も定年退職し、いよいよOさんが働かなくてはならなくなりました。
IT業界で仕事をこなしていた経験から、派遣社員としてならいくらでも仕事が見つかりました。社員として働いていたころとは比べ物になりませんが、親元にいて生活費はあまりかからないので、なんとか生活していくことはできました。
娘の通う幼稚園にはシングルマザーはいませんでした。そもそも仕事を持っているママさんは少数で、Oさんは次第に安定した職業の男性と再婚したいと考えるようになりました。そしてまず友人に誰か紹介してほしいと頼むことにしました。
40代でバツイチ子持ちでも良いと言ってくれる男性は少なく、取り合えず会ってみようとやっとセッティングしてもらっていざ会いに行くと、タイプではなかったり年齢がとても若く、「遊びなんだな」とわかるような相手ばかりだったとOさんは言います。
自分の求める再婚相手は、収入があり、ある程度ルックスも爽やかであること、そして娘を可愛がってくれることとOさんの希望ははっきり決まっていました。
自分の望む相手を効率的に見つけるには、結婚相談所に入所するのがいいのではないかと考えました。
そしてインターネットで大手の結婚相談所を見つけました。入会金は高額でしたがローンで支払い、そして早速自分の条件に合う男性を紹介してもらうことになりました。
初めて紹介してもらった男性は、年は同年代のゼネコンに勤める会社員でしたが、初婚であり、何度か連絡を取り合ったものの、相手の両親がバツイチ女性との交際に反対しているとの理由で成就しませんでした。
またルックスがOさんのタイプで自営業の男性がいました。Oさんはこの彼のことを気に入りましたが、彼は出会いがないと結婚相談所へ入所したところ、条件が良いため、Oさんより若くて初婚の女性からもたくさんアプローチされ、別の女性と交際を始めてしまいました。
Oさんは、プライドが傷ついたと言います。しかし自分の現在の立ち位置を冷静に見るように努力をしました。
そして、相手の年齢の上限を上げ、男性もバツイチで子持ちである人を探しました。すると自分よりも10歳以上年上でしたが、きちんと仕事をしていて、子どもはもう成人しているという男性と出会いました。
タイプではないし普通の中年男性だった彼ですが、中堅企業に勤め、安定していて、派手さはないですが落ち着いた印象だったのでOさんは好感を持ちました。
娘がまだ小学生であるという話をした中で、バツイチ子持ちの先輩である彼は、「娘さんが大きくなるまでは再婚しない方が良いのではないか」とアドバイスをしてきたと言います。
「自分も結婚はしたいが、もう子どもを改めて生んでもらおうとは思わないし、すぐに婚姻しなくても、老後をむかえる時に夫婦になっても良いのかもしれない」と語る男性の言葉に、とてもOさんは共感しました。
その後、男性とは恋愛関係というよりは友人のような関係が続き、「将来お互い独り身だったら再婚しよう」と軽口のような約束をしているとのことです。