
結婚前に恋人と同棲するメリット・デメリット
更新日: 2018年10月27日
「結婚はまだ考えていないけど、同棲してみたいな。」 長く付き合っている恋人がいる方は、一度は考えたことがあると思います。
けれど、いざ同棲しようとなると分からないことだらけで不安がいっぱい。
生活費はどうすればいいの?
家事は分担するべき?
など、困ることが多々ありますよね。
そんな疑問はすべてここで解消してしまいましょう。恋人との同棲についてあらゆる視点で説明していきます。
1.同棲のメリットとデメリット
物事を始める際には、存在するメリットとデメリットを知っておく必要があります。
知った後にメリットを楽しみに変えたり、デメリットを改善する方法を考えたりしなければなりません。
いくら結婚を意識した好き同士とはいえ、金銭面や生活が大きく関わった同棲をするためには、メリットとデメリットをよく考えた上で行動に移すのが良いでしょう。
1-1.同棲のメリット
同棲をする際にお互いのメリットになる点は3つあります。
1.結婚前にお互いの価値観を共有することが出来る
価値観のズレは大きな喧嘩を生んでしまったり、好きだったはずの気持ちが冷めてしまうことだってあります。
もし結婚してから価値観のすれ違いが起きてしまったらどうでしょう。
「自分の気持ちを全然分かってくれない。」
「新婚生活こんなはずじゃなかったのに。」
と、たくさんの苦労をすることになるでしょう。
なので結婚する前のワンクッションとして同棲をすることによって、相手の価値観を見ることが大切になります。
それが出来るというのは、同棲の最大のメリットと言えるでしょう。
2.経済的に余裕が出る
一人暮らしの時は家賃や光熱費など、自分一人で支払っている人がほとんどでしょう。
ですが、同棲をする場合は一人暮らしの頃より負担が軽くなります。
生活費を2人で折半する場合は2分の1の負担で良いので、浮いたお金は二人の結婚費用の貯金にまわすというのも素敵ですね。
3.一緒に過ごせる時間が増える
お互い仕事をしているとなかなか休みが合わず、一緒にいられる時間は少ないですよね。
彼が仕事で忙しいのは分かっていても、寂しくなってしまいます。
そのせいで彼に八つ当たりしてしまうことも…。
ですが、同棲すれば仕事の日も休みの日も、毎日顔を合わせることが出来ます。
さらに晩ご飯を作って一緒に食べたり、今まで時間を決めて待ち合わせしていたデートが、同じ家から出発してバイバイすることなく同じ家に帰ることが出来ます。
1-2.同棲のデメリット
ここまでで同棲のメリットを3つ挙げましたが、同棲は良いことづくし!というわけではありません。
デメリットを把握しなければ大変なことになってしまいます。
ここからは、同棲のデメリットを同じく3つ挙げていきましょう。
1.関係がマンネリになってしまう
待ち合わせでデートをしている時は、メイクも髪型も服装もバッチリ。
彼にたくさん「可愛い」って褒めてもらいたくて必死ですよね。
ですが、同棲したらお風呂上がりのすっぴんも見られてしまいます。
さらには、絶対見られたくない寝顔だって見られてしまいます。
そういう面を出来るだけひた隠しにしてお付き合いをしていたカップルは、同棲することによりマンネリ化が起きてしまうかもしれません。
それは女の子側だけのことではなく、男性側も同じです。
彼女が彼のだらしない姿を見て幻滅してしまう恐れもありますよね。
「綺麗な恋愛をしたい」という願望が強い方にはこういうデメリットがネックになってしまうかもしれません。
2.婚期が遅れてしまう
婚姻届けを提出して法律的にも世間体としても「夫婦」になる結婚は、どちらにも大きな決断が必要になります。
ですが、同棲は結婚とは違うので、気持ち的にも責任の面でも楽だと言えるでしょう。
同棲を長く続けると、結婚するタイミングを次々と逃してしまい、ずるずると現状を引きずってしまう場合があります。
「同棲して〇年経ったら結婚しようね。」と明確に約束があるならよいのですが、2人にとっての同棲がどういう期間なのかを話し合わずに一緒に住んでしまうと、結婚のチャンスがなかなかやってこないので危険です。
3.一人の時間が減ってしまう
先ほどメリットとして「一緒に過ごせる時間が増える」と挙げました。
ですが、この項目は一歩間違えれば別れの危険にも繋がってしまいます。
365日ずっと2人で暮らしていると、どれほど相手のことが大好きでも一人の時間が欲しくなってしまいます。
1人で本を読んだり、DVDを見たり。
そんな時間が全くないと、息が詰まってしまいますよね。
喧嘩してしまった後はどうでしょう?
なかなか「ごめんね。」の一言が言い出せない重い空気の中で、2人とも無言でいる空気はつらいですね。
そうなってしまうと「同棲前の一人の時間がある環境に戻りたい」と思ってしまい、最悪の場合、別れがやってくるかもしれません。
どんなに優しい彼でも、やはり一人の人間なので息が詰まってしまわないように、ほどよい開放感を与えてあげると同棲が上手くいくと言えます。
2.決めておいた方が良い同棲ルール
さて、同棲についてのメリットとデメリットは完璧ですね。
これで同棲前と同棲後のイメージのギャップはほとんど無いでしょう。
ですが、同棲するにあたって、2人で肝心なことを話し合わなければなりません。
それは「同棲ルール」です。
- 家事の分担
- 家賃、光熱費、食費の負担
などたくさん決めるべき事はありますが、カップルごとにルールも多種多様なようです。
一般的にどのような同棲ルールがあるのか、項目ごとにご紹介していきます。
2-1.家事の分担
まずは毎日欠かすことのできない家事はどちらがやるのかについてです。
結婚後と違って同棲期間はどちらとも仕事をしている場合が多いです。
アパレル業や飲食業などの接客業ならシフト制なので生活リズムがバラバラです。
会社員の方は残業する日もありますよね。
「家事は彼女がやる。」と彼女ばかりに負担させてしまうと、絶対に上手くいきません。
なので家事は「できるほうがやる」という形をとるのが一番理想的でしょう。
どちらかに任せっきりにするのではなく、協力的に毎日の家事をこなせるようになると、同棲生活がより楽しくなります。
2-2.お金について
家賃や光熱費、食費などのお金関係の決めごとが一番難しいです。
ですが、ここを上手く分担できるカップルは結婚してもきっとスムーズに家計をやりくりできるでしょう。
とても大事な部分ですね。
さて、ここからは失敗しないお金の分担のポイントを3つご紹介します。
- 2人のお給料は一緒にしない。
- 共有の生活費口座を作っておく。
- 家賃と光熱費は男性側、食費と雑費は女性側
まだ結婚をしているわけではないので、彼のお給料をすべて預かる必要はありません。
なのでお給料は一緒にせず、個々の負担を決めていくのが良いでしょう。
各費用は銀行の引き落としに設定すると支払いがスムーズに行えますので、自分の負担する金額分を、生活費の共有口座に入金しておくとやりくりが楽になります。
また、家賃や光熱費や食費などを毎月綺麗に折半しようとすると、先月に比べて請求金額が高い場合などに喧嘩が起きてしまいます。
「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉があるように、金銭関係の喧嘩はとても厄介な物です。
各自が負担する費用の種類を決めることで毎月の支払いもとても楽になりますし、月末の険悪な雰囲気も生まれることがありません。
例としましては「男性側が家賃と光熱費、女性側が食費と雑費」という風に分担することをオススメします。
まとめ
同棲は一緒にいられる時間も増えますし、楽しいことがたくさんあります。
ですが一緒にいる時間が長い分、もちろん喧嘩をすることも増えてしまうでしょう。
同棲ルールをカップルの間できちんと決めて、心地良い同棲ライフを満喫しましょう!