
デートで「何食べたい?」と聞かれた際の答え方【配慮すべきポイントとは?】
更新日: 2018年10月27日
デートで食事をする際に、男性が女性に対して「何を食べたい?」と聞くことは、よくあるシチュエーションの一つですよね。
一見シンプルな質問なのですが、意外にも返答に困ってしまう女性が多かったり、そこでのやり取りが原因で険悪な雰囲気になってしまったり、ということが実情のようです。
そこで、どのような回答法がスマートかつ好印象に繋がるのかという点について、本文ではポイントを絞って解説していきます。
1.「何食べたい?」に対する好印象な答え方~2つのポイント
1-1.「何でもよい」は極力避ける
よく言われていることですが「何でも良いよ」という返答は極力避けるべきです。
女性側としては、相手を気遣うつもりでの発言なことが多いようですが、この発言にはイラッと感じてしまう男性も多いようです。
確かに本当に何でも良いという時もあると思います。それでも「何でもよい」とストレートに言うのは避けた方が良いでしょう。
「何でも良い」という言葉は、捉え方によっては「どうでも良い」という印象にもなりがちな言葉です。
また、全てを男性側に任せて、自分はついていくだけと言う女性は、男性にとっても負担に感じてしまうでしょう。
「何でも良い」という発言は謙虚になっているようで、実は全てを相手に押し付けるような失礼な一言と捉えられかねないことを念頭に置き、極力避けるようにしましょう。
1-2.相手への選択肢を設ける答え方をする
本来「何を食べたいのか」と聞かれているのですから、あれこれ裏をかかずに正直に自分のその時の好みを伝えて良いというのが私の個人的意見です。とは言え、日本の文化的にも色々と気になってしまうのが実情でしょう。
そこで、自分の意見を出しつつも相手に配慮したおすすめの回答方法をご紹介します。それは、「相手に選択肢を与える答え方」です。
例えば「和食かイタリアンが良いかな。」とか、「こないだ洋食にしたから今日は洋食以外にしようか。」など、自分の意見を出しつつも相手も選択しやすい提案をすると良いと思います。
また、すでに相手の食の好みを知っているのであればそれを踏まえて「選択肢」を提案するのも好印象に繋がるでしょう。
本当に何でも良いという場合は、「お腹が空いているから食べるものは本当に何でも良いんだけど、落ち着けるところが良いかな。」などと、行きたいお店の雰囲気などを提案するのも一つです。
ポイントになるのは、相手に全てをゆだねるのではなく「自分の意見も織り込むこと」。それでいて「相手の意見にも配慮する」という絶妙なバランスです。
単に「何でも良いよ。」と相手に全てを投げ出す女性は、本当の気遣い上手とは言えないのです。
1-3.TPOへの配慮を忘れない
1-2で「選択肢を設ける答え方」を推奨しましたが、その際には時間、値段、シチュエーション、交際期間などのTPOに配慮することが大切です。
例えば、昼間の初デートの段階で「フレンチのフルコースかお寿司屋さんが良いかな。」などと答えるのは配慮のされた答え方とは言えません。
これは極端な例ではありますが、単に選択肢を設ければ良いということではないということです。
相手の食やお店の雰囲気の好み、経済的なことや、自分との現在の距離感など、様々なことをさりげなく配慮して提案することが重要なのです。
あまりにもお門違いなことを選択肢にして提案したのでは、かえって逆効果になりかねません。
また、あまりにも見え据えた配慮も失礼に繋がることがあります。
例えば、相手の給料が高くないことを知っているからと言って、「回転寿司かファミレスみたいなところで良いよ」というようなことを言っては、プライドを傷つけられてしまう男性も中には出てくるでしょ。
必要以上に気にしすぎることはしなくて良いのですが、相手の性格なども踏まえてさりげない配慮をすることのできる女性は素敵だと思います。
様々なTPOを配慮した上で自分の意見を織り交ぜつつ、負担のない形で相手にゆだねることのできる女性こそ真の素敵女子なのです。
2.答える時の表情・話し方にも気を配る
2-1.明るい表情ではっきりと伝える
答える際のポイントになるのは、どう答えるかという内容だけではありません。表情や声のトーン、言葉の選び方で、相手が受ける印象も全く変わってきます。
例えば「和食かイタリアンが良いかな。」という一言も、ブスットした表情でぼそぼそと言うのと、明るい表情で歯切れよく言うのとでは印象が全くちがいますよね。
話し方や表情にまで気を配る人はあまり多くないようですが、とても大切なポイントです。
控えめになったつもりで、はっきりと声を発することを避ける人もいるようですが、はっきりしない態度は意外と男性をイラつかせてしまう原因となるのです。
日本では、どちらかというと「控えめで謙虚な態度の女性」が好印象というイメージがあるようですが、その解釈には注意が必要です。
「謙虚なことと」「はっきりしない受け答えをすること」はイコールではありません。
表情や声のトーンで好印象にも悪印象にもなることを念頭に置き、明るくはっきりと伝えることを意識しましょう。
2-2.表情や声のトーンへの配慮の注意事項
「答える時の表情や声のトーンに配慮する」ことの重要性を述べましたが、一つ勘違いをしないで頂きたいことがあります。
それは声のトーンを無駄に高くしたり、上目遣いをしたりと可愛い子ぶりっ子をするようなこととは全く別物ということです。
相手から好かれるために、おかしな方向に走って、声のトーンや表情を使い分ける女性もいるようですが、ここで推奨した「表情や声のトーンへの配慮」というのは、相手への気持ちに配慮することが目的です。
上目遣いをしたり、無駄にキャピキャピとした声を出すのは、相手への配慮ではなく、単に自分がちやほやされたいという「自分の欲望を満たす」ことが目的の行為です。
真に素敵な男性というのは、そういったところも見抜きますので、「表情や声のトーンへの配慮」をする際には、間違った方向に行くことのないよう気を付けましょう。
まとめ
ここまで、デートの際に男性から「何を食べたい?」と聞かれた際の好印象な答え方についてまとめてきました。
重要となるのは大きく2点です。
- 相手にゆだねすぎず、かつわがままになりすぎずというバランスを大切にする
- 伝える時の表情や声のトーン・言葉の選び方に気を配る
ここにさえ配慮すれば、後はあれこれと考えすぎたり裏をかいたりする必要はありません。
本来デートというのは楽しいはずのイベントです。色々なことを気にしすぎて負担になるようでは、良い恋愛に繋がることはないと思います。また、必要以上に相手のことばかり考えすぎないのもポイントになってくるでしょう。
相手に嫌われたくないが為に、自分の意見を押さえがちな女性も多いようですが、それは勿体ない行為だと思います。
自分の意見を言うことによって、崩れてしまうような相手は、本当に縁のある相手ではないということです。
必要最低限の気配りはもちろん大切ですが、ありのままの自分をさらけ出して上手くいく関係こそが素敵な恋愛なのではないでしょうか。
今回は相手から「何を食べたいか?」を聞かれた際のシチュエーションを例にとりましたが、他のシチュエーションにおいても同じことが言えると思います。
「どこに行きたい?」
「何がしたい?」
「何を観たい?」
恋愛においてこういった質問を受ける機会はたくさんあると思います。そういった際にも、本文で述べてきたようなポイントをぜひ実践してみて頂きたいところです。
そしてある程度の配慮をしたら、あとはありのままで楽しく過ごすことに集中しましょう。相手の顔色を伺い過ぎず自分を適度に出していける女性は、同性から見ても異性から見ても素敵な女性に映ります。