
同棲カップルが別れる5つの原因
更新日: 2018年10月27日
いつも一緒にいたいけど、結婚に踏み切るにはまだちょっと…
そんな時に2人の間で話し合われ始めるのが、同棲ですよね。
ただ、いつも一緒にいたいから。
という理由と勢いだけで始めてしまうと、後々後悔することがたくさんあるものです。
もちろん別れの原因となってしまうこともあります。
では、どんなことが別れの原因となってしまうのでしょうか?
1.同棲をはじめるタイミング
同棲を始めるタイミングは、早すぎても遅すぎてもうまくいかないようです。
付き合い始めてからどれくらいのタイミングで同棲に踏み切るのか、かなり重要なポイントです。
1-1.早すぎる場合
早すぎると、相手のことを熟知していないため、同棲生活を始めることで見えてきた相手の「嫌なところ」にショックを受けてしまいます。
今まで見えていた部分とは違う部分や、知らなかった部分が見えてきた時、それが自分にとって理解しがたいものだったりすると、これまでとのギャップにひどく驚きます。
その結果、相手を受け入れ難くなったりするのです。
付き合いが浅い分、まだ相手に対する恋の温度も高いということ。
だからこそ、ショックも大きくなるというわけです。
1-2.遅すぎる場合
交際期間が長い=同棲=もうすぐ結婚。
なんて錯覚に陥りがちですが、むしろ逆かもしれません。
なかなか結婚に至らず、交際期間が長い場合。
どちらかに今結婚できない明確な理由がはっきりしていればいいかもしれません。
もしくは、今は結婚したくないという同意がお互いの中にあれば、それもよしです。
ですが、交際期間が長く、どちらかが結婚を望んでいるのになかなか結婚に踏み切れない。そんなカップルの場合、結婚のタイミングを見失っている可能性さえあるのに、そこで同棲を始めてしまったらどうでしょう。
相手を知りすぎているがゆえに、生活をともにすることで今まで許せていたことが急に許し難くなったり、自分と違う価値観を目の当たりにしてしまったりすると、大きな絶望すら感じたりもします。
同棲の先に待ち受けていたであろう、夢にまで見た結婚生活までが崩れ落ちてしまったかのような気持ちになるからです。
この人とは結婚してもうまくいかない。そう感じてしまうのです。
同棲を始めても、これまでと変わらずいい関係が維持できたとしましょう。
同棲で充分いい関係でいられるのだから、このままでいいかなぁなんて思い出したら大変です。
しっかり同棲期間を決めておくなどの約束事をしておかなければ、ますます結婚のタイミングがわからなくなってしまいます。
2.刺激がなくなる
2-1.慣れる
人は誰かを好きになると、ホルモンや脳からの恋愛に関する分泌がとても活発になります。だからこそ、胸が高鳴りドキドキしたり、わくわくするものなのです。
そう感じる相手を目の前にする頻度が増えれば増えるほど、ホルモンや脳内分泌物の分泌は減ってきてしまいます。
慣れてしまうからです。
毎日顔を合わせる人に、出会った当初と同じだけの情熱を感じるのは誰しも難しいことなのです。
そうやって刺激を感じなくなると、恋愛感情を維持するのも困難になってくるのです。
2-2.結婚との違い
結婚にも同じことが言えますが、結婚と決定的に違うのは、「目的」がないことです。
結婚には、家庭を円満に築くというお互いの目的があります。
子供を育てることも同じです。
2人で同じ目的を共有することで、関係が成り立ち、絆も深くなります。
何よりも相手や、子供に対する「責任」と「義務」を持っているのです。
ですが、同棲にはそれがありません。
いわば、お互い自由な身分と言えますが、相手に対する責任や義務も発生しないので、2人の間で1番大事なのは恋愛感情だけとなり、それを強く感じられなくなることで関係がギクシャクし始めるのです。
責任や義務がないことで、関係を簡単に解消できることがますます別れを招いてしまいます。
3.部屋の間取り
同棲してしまえば、どんな部屋の間取りでも同じ屋根の下なんだからかまわない。
同棲に舞い上がって、初めはきっとそう思うかもしれません。
ですが、実際に生活を始めてみると意外とこの間取りが2人の距離感を大きく左右してくるものなのです。
3-1.狭い場合
いつも一緒にいたいから1LDKで充分。
部屋が狭い分家賃が安いというメリットもあるのは事実です。
ですが、実際はちょっと違います。
1人になる時間がまったくないと、それはそれでストレスを感じたりするものなのです。
ずーっと好きな人と同じ部屋にいることは、先に話した「慣れ」にもつながります。
そして、いろんな場面で相手の行動が目に入り、いちいち気になりだしたりするものなのです。
3-2.広い場合
それぞれの空間と時間を大切にすることを重視するのであれば、やはり2LDKくらいはほしいところ。
そう考えて2LDKくらいの部屋で生活を始めるとします。
1人1人の時間があることはとてもいいのですが、1人でいる時間が長くなってしまっては、同棲の意味がありません。
逆にどうして同棲しているのかちょっとわからなくなってしまったりします。
広い分家賃が高くなることもデメリットの1つです。
同棲する部屋なんて、だいたいは1LDKか2LDKしかないでしょ!じゃぁどうすればいいのよ!と、ツッコみたくなりますよね。
大切なのは、2人の時間の過ごし方をどう位置づけるのか、です。
そこをしっかり決めておかないと、喧嘩しても逃げ場がなくつらい状況が続いてしまったり、距離がありすぎてなんのための同棲なのか意味がわからないという状況になってしまうのです。
2人で過ごす空間をどんなものにしたいのか、何を重要視するのか、事前にきちんと話し合ってから間取りも決めることが大事です。
4.干渉しすぎる
間取りの話の続きのようになりますが、どんな間取りで生活するにしろ、同じ屋根の下で暮らしている人間がいれば、その人間の行動は終始気になります。
同じ家にいる時、姿が見えなければ、どの部屋にいるのか、何をしているのか、トイレなのか、お風呂なのか…
家にいなければ、何時に帰るのか、今どこで何をやっているのか…
といった具合にです。
人は見えないもの、わからないものがあると余計に知りたいという欲求が強く働きます。
これは人間として当たり前の心理で、相手が自分にとって興味のある人間だからこそなのです。
その結果、相手の行動に干渉しすぎてしまいます。
同棲を始める前に、「お互いの行動を干渉しすぎない」と決めたはずでも、何をしているのかわからない状況が続けば、そんな約束事も見失ってしまいがちになります。
干渉しすぎるあまり、相手を束縛することになり、互いを疎ましい存在に思ってしまうとう悲しい結末になってしまうのです。
5.避けられないお金の話
「同棲をしよう!」とお互い気持ちが盛り上がってすぐ、1番最初にぶつかる壁ともいえるのではないでしょうか。
同棲は、お金がなくてはできません。
どっちが部屋を借りる資金を出す?
どっちが引っ越し費用出す?
生活費は?
次から次にお金の問題にぶつかります。
憧れと勢いだけで同棲生活を始めてしまうと、お金という現実にぶつかった時に、もろくもその憧れた生活が崩れ落ちてしまうのです。
現実問題、お金の話は避けては通れません。
なんとかなるよね!と、ここをちゃんと話し合わずして見切り発車でスタートさせることが、すでに別れへのカウントダウンなのです。
互いの収入格差も関わってきます。
収入の多い方が、その都度払えばいいじゃない?なんて考えではうまくいきません。
男性の方の収入が少なかったりすると、プライドが邪魔してお金の問題は大きくなりがちです。
そんな細かいお金の話、私たちの愛の巣では必要ないわ!
なんて言ってる場合ではありません。
他人同士ではお金の話はちょっとしづらいものです。
ですが、気まずい話題から避ける癖をつけてはいけません。
細かくても1つ1つ、どっちがどんな割合で負担するのか、ちゃんと向き合って話し合っておくことが何より大事なのです。
金の切れ目が縁の切れ目などとならいように…
まとめ
同棲は思っている以上に、ハードルが高いものです。
生活を共にするということは、相手のすべてを受け入れるということでもあります。
相手がどうやって育ってきたのか、あなたが知らない時代、すなわち、生い立ちさえ見えてくるからです。
ただ単に、「結婚までのお試し期間」と思っていては失敗するだけです。
本当に同棲して成功させたいのであれば、相手のすべてを受け入れる覚悟があるのか、をお互いに確認してから始めるべきなのです。
お金の話と同じで、話しづらいことを避けて通る癖をつけるのはよくありません。
それだけの覚悟をもって始められた同棲なら、何があってもうまくいくはずですし、その先にある結婚もそう遠くない現実になるでしょう。