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縮毛矯正の失敗は防げる!知っておくべきヘア知識

縮毛矯正をした女性

世間でよく耳にする縮毛矯正。すごく良かったという人もいますが、失敗したという話も耳にします。

くせ毛に悩みながら、縮毛矯正がどういったものなのか分からず踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

昔ストレートパーマをかけてみて、思うようなストレートにならず諦めてしまった人もいるかもしれません。

そんな人でも、縮毛矯正なら満足いく仕上がりが期待できます。

縮毛矯正についてしっかり理解することで、よく聞く失敗も防げます。ぜひ縮毛矯正を理解して、憧れのさらさらストレートヘアを手に入れましょう。

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1.そもそも、なぜくせ毛はできるのか

毛根の種類 くせ毛

実は生まれながらのくせ毛の原因は頭の毛穴にあると言われています。

毛穴から髪が生えるときに、毛穴が歪んでいると真っすぐに毛が生えず、がたがたと歪んだ状態で毛が生えてくることがあります。これがくせ毛です。

一度くせ毛の人の髪を伸ばしてみるとよく分かりますが、均等の太さ(真円)ではなく、太さがまちまちでそこからうねりを作っていることが分かります。
そのため、指通りも悪く、ボリュームも出てしまうのです。

2.縮毛矯正のすごさ

縮毛矯正のすごさは、多くの人が諦めていた天然のくせ毛をストレートにできるということです。

くせ毛は、長時間をかけてドライヤーやストレートアイロンを使ってスタイリングしても時間が経つと元に戻ってしまうことが常です。

後からついたクセではなく毛自体が歪んでいるので、どんなにまっすぐにしようとしても髪の歪みが変わらなければ真っすぐにはなりません。

そんな天然のくせ毛を真っすぐに作り変える技術こそが、縮毛矯正なのです。

3.縮毛矯正の技術

近年では良く耳にする縮毛矯正ですが、1990年代中ごろになってようやく施術がはじまった割と新しい技術です。

登場した当初はあまりにも難しい技術のため、一部のサロンでのみ行っていた高額メニューでしたが、それから研究が進みメカニズムも明らかになって、幅広いサロンで行うことが出来るようになりました。

金額も手頃になり、今では一般的なサロンメニューの一つになっています。

4.ストレートパーマと縮毛矯正について

よく、髪をストレートにしたいと思ったときに思いつくのが「ストレートバーマ」だと思います。

名前に「ストレート」の文字が入っているため選びがちなメニューですが、「ストレートパーマ」と「縮毛矯正」は別の施術であり、効果も違います。

4-1.ストレートパーマとは

実は「パーマ落とし」のことであり、人工的なウェーブの除去はできても、髪の毛のゆがみによる天然のくせ毛をまっすぐに作りかえることはできません。

基本的には、髪内部で歪んで結合している成分をまっすぐに整えることでストレートにします。

ウェーブパーマは髪内部の成分を一度分断して再度ウェーブ状に固定します。「パーマ」は、あくまで内部の成分を離して結合するという作業をしているだけであって、ストレートパーマであっても髪自体を歪みのない状態へ作りかえているわけではないのです。

4-2.縮毛矯正とは

基本はパーマの施術と似ていますが、施術途中にストレートアイロンの熱とコテの作用を利用することによって、くせ毛の表面内部の両方を直毛状態の形状に変形させ薬剤で固定し、毛自体を直毛へと作りかえます。

そのため、天然のくせ毛に悩む人でも直毛にすることができるようになりました。

〈補足〉難しい技術の縮毛矯正

 ビビり毛になり縮毛矯正が失敗した様子

メカニズムが解明されてきた縮毛矯正ですが、歪んでいる髪を真っすぐに作りかえて固定するという難しい技術です。

薬剤と熱を使って正しい反応を起こさせるには、きちんとした知識と経験が必要です。

縮毛矯正は、幅広いサロンで取り扱うようになりましたが、きちんとした技術のあるサロンなのかどうかはきちんと見極めが必要となります。

基本的に縮毛矯正をメインとして経営しているようなサロンは問題ないと思いますが、口コミやホームページなどをきちんと確認して、安さなどにつられずに縮毛矯正を得意としているサロンへ行くことが失敗しないコツです。

5.縮毛矯正とストレートパーマの使い分け

縮毛矯正とストレートパーマの違いについて説明しましたが、利用者目線からそれぞれの特徴についてまとめました。

5-1.ストレートパーマの特徴

おすすめの人
パーマを落としたい人、軽いくせ毛をストレートにしたい人、軽くボリュームダウンをしたい人。

メリット

  • 縮毛矯正より痛みみくい。
  • 金額が安い。
  • 仕上がりが自然。

デメリット

  • ストレートの持ちが悪い。
  • くせの状態によっては、ほとんどストレートの効果がない場合がある。

5-2.縮毛矯正の特徴

おすすめの人

頑固なくせ毛をストレートにしたい人、直毛にしたい人。

メリット

  • 矯正をかけた部分は半永久的に直毛になる。(ストレートの持ちが良い)

デメリット

  • 金額が高い。
  • 仕上がりが不自然な直毛になることがある。
  • ストレートパーマよりも痛みやすい。

一見デメリットが多く見える縮毛矯正ですが、「ストレートにしたい」という一番の目的にかなう施術でもあります。

また、目的がただウェーブパーマを落としてストレートにしたいだけなら、ダメージの大きい縮毛矯正をかける必要はなく、ストレートパーマで十分と言えます。

どちらを選ぶかは髪質次第、目的次第ですので、美容師の方と相談してよく検討して決めるのがいいでしょう。

6.縮毛矯正=不自然な直毛ストレート?

縮毛矯正のデメリットにも書いた「仕上がりが不自然」ということについてですが、少し前は不自然は直毛のストレートの人を見かけることもあり、縮毛矯正=不自然な直毛ストレートというイメージを持っている人もいると思います。

確かに、縮毛矯正が出始めた頃は、技術的なこともあり、しっかりとストレートにするスタイルが主流でした。

しかし、その後自然なストレートへの需要が高まり、また、縮毛矯正のメカニズムもきちんと解明されてきたことで、毛先にアイロンを入れずに自然なストレートにする縮毛矯正など、直毛の仕上がりも選べるようになってきています。

また、前髪だけやクセの強い顔周りだけの縮毛矯正、逆に前髪は自然なままが良いとのことで前髪を残した縮毛矯正をなど、縮毛矯正のメニューが豊富なサロンも増えています。

つまり、今の縮毛矯正は、きちんとしたサロンを選べば仕上がりも選べるのです。

好みの仕上がりにするためには、きちんと技術のあるサロンへ行くことと、美容師としっかりコミュニケーションをとることが大切です。

美容師任せにせずに、どういった仕上がりが好みなのかをきちんと伝えましょう。

たとえ施術中でも不安になることがあれば声をかけてイメージの擦り合わせをすることが、好みの仕上がりにするポイントです。

7.どれくらいのペースで縮毛矯正に行くべき?

縮毛矯正は持ちが良く、矯正をかけた部分は半永久的に直毛です。
それだけ聞くと一度縮毛矯正をかけたらもうかける必要はなさそうに聞こえますが、そうはいっても髪の毛は伸びるものです。

伸びるスピードは人によりますが、それにあわせて伸びた部分だけのリタッチ縮毛矯正や毛先をトリートメントにかえた全体の縮毛矯正など、再度縮毛矯正をかける必要があります。

髪の毛の伸びるスピードは1ヶ月で平均1cmと言われています。3ヶ月で3cmになりますが、3cmも伸びるとひとうねりくらい出てくる微妙な長さです。

金銭負担や、髪のダメージを考えると出来るだけ頻度は落としたいところですが、3ヶ月も過ぎると根元のうねりが気になってきます。

クセの強い人がストレートのイメージを壊さずに縮毛矯正を続けるなら基本は3ヶ月に1回のペースがいいでしょう。

ただし、髪のダメージによっても頻度は変わりますし、くせが弱い人であれば半年ごとでも問題ないかもしれません。

また、季節によっても頻度を変えるのも良い方法です。

梅雨時期から秋口までは湿気が多く、クセ毛の人には最悪な季節です。
この時期はうねりが気になりやすいので、場合によっては2ヶ月ごとにしたり、顔周り、前髪の縮毛矯正を間にはさんで場をしのぎます。

逆に、冬から春前は乾燥して髪も落ち着いているので、その間は縮毛矯正をお休みする、というサイクルも良いでしょう。

8.縮毛矯正の金額

縮毛矯正の金額の相場は、地域によっても差があるようですが、だいたい10,000円~30,000円程度でしょう。

都内だと20,000~30,000円くらいですし、地方だと10,000円前後、安いと6,000円くらいのところもあるようです。

また、前髪などの部分矯正は5,000円前後が相場です。

美容室によっては、縮毛矯正をかける長さや髪の量によって料金が異なるところもあるようです。

通常のカット、カラーからすると破格の値段ですが、くせ毛に悩む人にとっては、それで憧れのストレートになれるのであれば安いと感じる人もいるでしょう。

9.いわゆる「ビビリ毛」を防ぐ方法

美容師と髪のコンディションを確認する様子

よく縮毛矯正をかけて、毛先がチリチリになってしまった話を聞いたことがあるかもしれません。

それは、いわるゆ「ビビリ毛」というものです。

髪の毛は、ダメージの限界を超えると、髪の毛の状態を維持できなくなり、チリチリの毛になってしまいます。

原因は、美容師の薬剤選定ミス・施術ミスというのはありますが、過度にパーマやカラーを繰り返していることで痛んでいたために、ダメージに耐えられなくなって起こることが多いのです。

基本はダメージに合わせた薬を使い施術も調整するものですが、プロである美容師でも髪の状態を見誤るということはあるものです。
そのため、はじめて行くサロンなどではパーマやカラーをいつ頃どれくらいの頻度でやったのかを担当者にしっかり伝えることが大切です。

また、他のサロンでダメージを受けやすい髪と言われた、パーマがかかりにくいと言われたなど、些細な情報でもきちんと伝えることも大切です。

「もう1年前のことだし言わなくても大丈夫」と思っても、髪の毛の伸びる長さは1年前で平均12cm程度です。
ショートヘアでもなければ、毛先にそのダメージが残っているのが普通なのです。

そういったダメージを見落とすことが失敗に繋がり、薬剤選びや施術を間違いビビリ毛が生じたりします。

美容師は髪の毛のプロなんだからと全てお任せにするのではなく、しっかり自分から伝えることで事前にビビリ毛を防ぎましょう。
あとになって美容師を責めても、施術前の髪は帰ってきません。
きちんとコミュニケーションをとって自分の髪を守りましょう。

10.縮毛矯正した髪でもカラーはできるの?

縮毛矯正とカラーをした女性イメージ

痛み具合にもよりますが、現在縮毛矯正の技術も進んでおり、縮毛矯正した髪でもカラーができるサロンが増えています。
カラーをしたい旨も伝えて美容師に相談するのがいいでしょう。

ただし、縮毛矯正は痛みが大きいので、髪質やもともとのダメージ具合によっては断られることもあります。
それを強行することでビビリ毛になることもあるので、美容師の判断をしっかり聞き入れることも時には大切です。

好みのカラーになっても、せっかくの髪がボロボロでは縮毛矯正をかけたかいがありません。

どちらか一方しかできない時は、自分にとって重要なのはストレートなのかカラーなのかを考えて、縮毛矯正をかけるのかカラーをするのかを選ぶといいでしょう。

間違っても、カラーを断られたからといって後日自分でセルフカラーをするような無茶はやめましょう。

11.縮毛矯正後のケアは?

縮毛矯正をかけた日は、水に濡らすのはやめましょう。
また、夜にシャンプーをするのもおすすめできません。

縮毛矯正の施術では、ストレートアイロンをかけた後に薬剤を使いそれを固定しているのですが、その結合が安定するまで半日~1日かかると言われています。

せっかくのストレート状態を綺麗に保つためにも、その間は濡らさないことが懸命です。もし濡れてしまったら、ストレートの状態を保つように真っすぐにしっかりと乾かすことが大切です。

髪の毛を留めたり、縛ったりするのも、結合が安定するまでは控えた方が良いでしょう。

その後のシャンプーやリンス・トリートメントは特に指定のものというのはないですが、見た目が綺麗であっても髪は痛んではいるので、トリートメントなどでしっかりケアすることが大切です。

また、濡れた状態は一番痛みやすい状態なので、ジャンプー後はしっかり乾かすことも大切です。

12.縮毛矯正の仕上がり感

個人によって感じ方は様々ですが仕上がりについて少しまとめておきます。

良い点

  • ・触りが良くなり、毛のざらつきがほとんどなくなる。
  • 濡れたあとそのまま乾いてしまってもくしゃくしゃのくせ毛には戻らない。
  • 寝癖がつきにくくなる。

悪い点

  • 短い毛(前髪など)はカール状になりにくい(髪質が硬くなる)
  • ヘアアイロンやカーラーでカールを作った場合に持ちが悪くなる。

前髪が直毛になることを避けたい場合は、美容師にきちんとその旨を相談しましょう。
前髪だけゆるめに縮毛矯正をかける方法や、前髪だけ縮毛矯正をかけないなど、希望に合わせて提案してくれます。

13.縮毛矯正と髪型

縮毛矯正は、熱を利用することによって髪の成分の性質が変わり、髪が少し硬くなることがあります。

現在では昔よりも薬が改良されて、技術も進んでいるので硬くなりにくくはなっているようですが、通常よりはやや硬くなる可能性があります。

そのため、縮毛矯正ではショートヘアは慎重に施術が必要です。

縮毛矯正の技術やカットの技術によっては、髪がツンツンと跳ねた仕上がりになってしまうことがあるからです。

ショートヘアの人は、よりナチュラルな仕上がりにこだわったサロンやショートヘアを得意としているサロンなどを選んで施術してもらいましょう。

セミロング~ロングについては髪の重みできちんと垂れさがり、縮毛矯正でのストレートが生きてきます。

ただし、毛先については今までのダメージが蓄積されているので、美容師と相談しながら施術する必要があります。

縮毛矯正だけでなくダメージヘアのケアも得意としているようなサロンを選ぶとより安心でしょう。

14.M3Dと縮毛矯正

M3Dと縮毛矯正のイメージ画像

最近目にするM3Dトリートメント、サロンによってはピコトリートメントと呼ばれるものですが、最近新しく目にするようになった技術です。

熱を利用して髪を美しくするという発想で、今流行のノンシリコンが基本となります。
こちらも難しい技術の為、経験や知識の浅いサロンで実施するとかえって痛んでしまうことがあります。

このM3Dシステムにはトリートメント、カラー、パーマ、縮毛矯正と様々なメニューがあるのですが、なんとM3Dの施術では、縮毛矯正もカラーも一緒にすることができるのです。見た目もつやつやで綺麗な状態を保つことができます。

ただし、ノンシリコンが基本となり、シリコンとの相性が非常に悪いです。

シリコンの多いシャンプーを使っていると状態が悪くなるので、良い状態を維持するためにはノンシリコンのものに変える必要があります。

また、熱の作用を利用する施術なので、しっかりと熱を加えて乾かすことが重要となります。くるくるドライヤーやストレートアイロンの使用も勧められます。

かえって髪にダメージがでるのでは?とにわかに信じがたい話ですが、実際に言われたことをしっかり実行していくと髪はびっくりするくらいツヤツヤになります。

M3Dは継続して施術を受けることでより良い状態の髪へと変わっていきますが、もし他のサロンへ変えて別の施術をしようとしたときには、M3Dの施術を受けていること、シリコンを使用していないので施術に対して痛みやすい状態かもしれないことを伝えた方がいいでしょう。
そうしないと、施術によってはダメージを強く受け「ビビリ毛」になってしまったりすることがあります。

値段の相場は、カラーのみで15,000円前後、縮毛矯正で20,000円前後です。カラーはカットとカラーは含まない金額です。

M3Dは、縮毛矯正もカラーも一緒にできて髪がツヤツヤになるという素敵な技術ではありますが、とても難しい技術になります。効果を期待するのであれば、安いところを探すのではなく、M3Dシステムを開発したアクアヴィジョン認定のM3D取り扱いサロンへ行くことを強くおすすめします。

M3Dに関してはまだ新しい技術・発想であるからか、サロン、客双方で正しく扱えずにトラブルもあるようです。最終的には個人でしっかり判断して施術をするようにしましょう。

まとめ

以上、縮毛矯正で失敗を防ぐ方法や縮毛矯正にまつわる髪の知識をご紹介しました。

色々と細かいことを書きましたが、縮毛矯正は、くせ毛の人にとっては人生が変わるくらいびっくりする施術です。

筆者も、小さいころからくせ毛に悩んでいましたが、縮毛矯正をすることで自分を好きになり、おしゃれにも興味が持てるようになりました。今では縮毛矯正なしの生活は考えられません。

くせ毛に悩んでいる人は、ぜひ一度縮毛矯正をしてみてはいかがでしょうか。

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