
背中ニキビの治し方!原因別のニキビ対処法
更新日: 2017年12月17日背中にニキビがあると、不快感だけでなく、見栄えもよくありませんよね。
せっかく、おしゃれなファッションをしても、背中のニキビが見えると、イメージがダウンしてしまいます。
自分では、顔やお腹の方が気になっていても、実際、他人から見られるのは背中の方が多いです。
階段やエスカレータ、電車の中など、移動中は顔よりも背中が良く見られます。
そんな、背中の大敵なニキビの原因は様々で、それぞれに合わせた治し方のポイントをまとめてみました。参考にして、清潔感ある綺麗な大人を目指して下さい。
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1.背中の汚れ
1-1.1番の原因の毛穴の汚れ
背中のニキビの原因で1番多いのが、毛穴に詰まった汚れです。汚れとは、皮脂や汗などに、ほこりなどが付着していきます。
背中は、体の中でも皮脂分泌や発汗の多い部位で、しかも洗いにくいので、汚れが非常に溜まりやすくなります。
そして、毛穴の汚れに、雑菌が付着・繁殖してニキビになります。
ニキビをつぶした時に出る、液状の物は多くの菌を含んでいます。
これが、他の毛穴に入り込んだりすると、そこからまたニキビが出来たりもします。
また、つぶした時に爪や指先についている雑菌などが、その毛穴に入り、余計に酷くもなります。
なので、絶対につぶす事は避けましょう。
もしも、何かの弾みでつぶれてしまったら、洗ったり消毒をしましょう。
1-2.洗い方のポイント
背中を洗う時に、スッキリしたいからとゴシゴシ洗ってはいませんか?
ボディブラシやナイロンタオルなどで強く擦るのは、ニキビを悪化させるのでやめましょう。
刺激に耐えようとして、角質層がより厚くなったり、ニキビが変につぶれてしまいます。
すると、余計にニキビの原因になっていきます。
石鹸をしっかり泡立てる事で、汚れは落ちやすくなります。
また、体が冷えていると、肌も硬直していて汚れが落ちづらくなります。
これらを踏まえて、洗い方のポイントとしては、
・しっかりと石鹸を泡立てる。
・出来れば手で優しく、泡を転がす感じで洗う。手が届かなければ、柔らかいタオルで出来る限り優しく洗います。
・体をしっかり温めてから、洗う。
と、なります。
これだけでも、かなりの背中のニキビの抑制になります。
2.髪の毛と背中ニキビ
2-1.髪の毛も背中のニキビの大きな原因
髪の毛は思っている以上に汚れています。
髪が肩より長い人は、その汚れを背中が貰いやすく、また擦れる刺激までくれます。
汚れと擦れる刺激で、背中の肌がダメージをうけ、ニキビの原因となります。
また、シャンプーは、汚れをしっかり落とすために洗浄力が強くなっています。
シャンプーが背中に付いたりすると、それが背中のニキビにもつながります。
2-2.髪の毛の気を付けるポイント
出来るだけ、髪の毛を束ねたり、アップにして背中に触れる機会を減らしましょう。
シャンプーの影響も怖いですが、コンディショナーも曲者です。
コンディショナーは、「軽くすすいでください」という物が多いと思います。
これによって、軽くすすぐだけにすると、背中がしっかり流されず、シャンプー・コンディショナーの残りが気になります。
なので、髪を洗ったら、とりあえず1回軽く束ねてから、首から下をしっかり洗うようにしましょう。
シャワーをかける姿勢は、肩甲骨のあたりが窪んで、流しづらくもなりますので、洗い残しのないよう注意です。
髪が濡れている時に髪を結わくのは、髪が傷んでしまいます。
しかし、濡れた髪が背中に付くのも、背中が負担を負ってしまいます。それを避けるために、髪が乾くまでの間、清潔なタオルなどを肩にかけたりしてみて下さい。
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3.紫外線
3-1.汗と皮脂と紫外線
この3つが重なると、相乗効果でかなりの背中のニキビの原因となります。
紫外線が当たる事で、化学反応を起こし、更に雑菌を繁殖させやすくなります。
また、ニキビの治りかけなどで、紫外線を浴びてしまうと、ニキビの跡が色素沈着を起こしてしまいます。
3-2.紫外線予防
出来るだけ、背中を露出させない方がいいです。
が、最近の夏は暑すぎるので、無理をして熱中症になったりしないように気を付けましょう。
背中に吹き付けるのが楽な、スプレータイプの日焼け止めがおススメです。逆さまにしても吹き付けられるのがあるので、上手く活用してこまめに付けて下さい。
3-3.日焼け止めの注意点
日焼け止めは年々、皮脂や汗に強い物が研究され販売されてきてます。
逆に言えば、洗っても落ちづらいという事なので、洗う時にはより念入りに気を付けて下さい。
日焼け止めが肌に残っているのも、背中のニキビの十分な原因です。
また、去年の残りなど、開封して半年以上たっている日焼け止めは使わないで下さい。
商品が酸化・劣化していて、効果がないだけでなく、肌トラブルを引き起こします。
もったいなくても、捨てましょう。
4.寝る時の環境
4-1.汚れはその日のうちに落としましょう!
最近は、夜は顔を洗うだけで、朝にシャワーを浴びる人が増えてきています。
これは、出来る限り改善したい生活習慣です。
まず、夜に体や髪の毛を洗わなければ、汚れをもって寝床に入るので、シーツやかけ布団が汚れます。
毎日取り換えればいいですが、出来ないですよね。
夏など、薄着で背中を出して寝て、寝汗などもかいて、背中に汚れが付着しやすくなります。それが、背中のニキビにつながります。
そして、やはり朝のシャワーだけでは疲れの取れ方も、冷えの取れ方も違います。
これは体の免疫力を落とすので、ニキビの原因だけでなく体にとってよくありません。
4-2.寝床は清潔に保ちましょう
夜に体を洗う習慣があったとしても、シーツなどが汚かったら、意味が無くなります。
こまめに、シーツを洗う事が出来なければ、バスタオルなどを敷いて、それをこまめに洗う方が楽かもしれません。
また、部屋着や寝間着なども清潔にしておきましょう。
殺菌スプレーなどのアイテムも活用しましょう。
背中のニキビには、清潔感は欠かせません。
5.乾燥によるニキビ
5-1.乾燥からもニキビは出来ます
一般的に、皮脂の分泌が過剰だと、ニキビが出来るイメージはあると思います。
が、肌には水分と油分のバランスがあり、これが重要になってきます。
皮脂分泌は普通だとしても、水分が少なくて油分が目立ってしまい、結果ニキビの原因になる事もあります。
お顔で考えた方がイメージしやすいかもしれませんが、「乾燥肌なのにニキビが出来る」の原因に当たります。
これが背中でも起こりうります。
そして、乾燥している時の肌は敏感で、ちょっとした刺激もかゆみになります。
寝ている時など、無意識にひっかいてしまいニキビをつぶしてしまい、悪化させたり、増える原因になります。
5-2.保湿ケアをしっかりしましょう
背中は顔に比べると、皮膚の厚さが約5倍もあります。
その分、しっかりした保湿をしないとすぐに乾燥してしまいます。
最近は背中に特化した保湿化粧品も数多く出ています。
保湿しながら、殺菌、消炎効果のあるものもあるので、上手く活用しましょう。
酷い乾燥肌の方なら、クリーム系、ベタベタが気になる方ならジェル系がおススメです。
また、季節に応じて石鹸を変えてみて下さい。
夏は洗浄力の強い物、冬は保湿力の強い物がいいでしょう。
5-3.エステを活用するのも、かなりおススメ
背中は、自分ではなかなかお手入れがしずらい所なので、人の手も借りてみましょう。
エステでは、角質を取って、超音波や高周波で肌の奥まで洗浄・沈静してくれ、パックで栄養補給をし、柔軟性を出してくれます。
これにより、普段から家でも汚れが取れやすくなったり、保湿クリームなどの浸透が良くなります。
背中のニキビが酷かったり、気になる方は月に1回~2回位エステを利用するのも効果大きいです。
6.うぶ毛とニキビ
6-1.うぶ毛の濃い方は注意
背中のうぶ毛が濃いと、毛に汗や皮脂が付着し、雑菌の繁殖につながります。
また、体を洗った時などの、すすぎ不足にもなりやすいです。
よって、背中のニキビが酷い人は、うぶ毛が濃い人が比較的多いです。
6-2.脱毛するのも1つの手段です
どうしても背中のニキビが気になる方は、背中の脱毛も有効な手段です。
自己処理は出来ない場所なので、誰かに頼む形になると思います。
その際は、カミソリやワックスはおススメできません。かえって、毛が濃くなったり、出来てるニキビを刺激してしまうからです。
なので、思い切って永久脱毛する事がおススメです。
金額的にも以前よりは、お手頃になってきていますし、ニキビが無くなった時も、うぶ毛が濃いのと無いのとでは、見栄えも違いますので、背中を良く出す人にもおススメです。
7.生活習慣とニキビの関係
7-1.不規則な生活は背中のニキビの原因にも!
まずは、食生活の見直しをしましょう。顔同様に、脂っこいものを過剰摂取すると皮脂分泌の過剰になり、ニキビにつながります。
ビタミン不足や栄養バランスの乱れから、血行不良や免疫力の低下につながり、それらが背中のニキビの原因の1つでもあります。
寝る前などに食事をすると、胃に負担がかかったり、消化不良になったりもしてニキビにつながります。
ダイエットのために、無理な食制限をかけるのもやめましょう。
痩せたとしても、肌がボロボロだったり、ニキビが沢山あったらみすぼらしいですよね。
綺麗になるためのダイエットを考えましょう。
7-2.しっかりした睡眠と栄養を摂りましょう
睡眠不足は肌のダメージ以外にも、様々なトラブルを招きます。
栄養も然りです。
質の良い睡眠に、バランスのとれた食事をして下さい。
寝る前、横になってからスマホをいじるのは、睡眠の時間も質も低下させるので避けましょう。
食事は、改善できにくいようなら、青汁やビタミン剤などの栄養補助食品を活用するのもいいでしょう。
便秘もニキビの要因になるので、食物繊維も入っている補助食品で、まとめて改善するのは、かなり効果があります。
8.ストレスとニキビ
8-1.ストレスは背中ニキビの原因にもなる
ストレスは体のあらゆる機能に影響を及ぼします。
背中のニキビとストレスはあまり関係ないイメージがありますが、やはり影響はあります。
ストレスで免疫力が落ちたり、ホルモンバランスが乱れたりしてくる事によって、背中のニキビができます。
実際に、仕事のストレスを凄い抱えてた人で、背中のニキビが酷く、何をしても治らなったのに、退職が決まった時から、綺麗に改善していった人も見たことがあります。
また、ニキビではないのですが、ストレスで全身に発疹が出来る事もあります。
ニキビとの区別が難しい事もありますが、基本的には刺激を与えないことが共通して言えます。
8-2.ストレス解消法を見つけておきましょう
ストレスがたまると神経が過敏になり、ニキビが痒くなる事もあります。
そしてひっかいてしまうのは、良くありません。
こういう時の為に、2つや3つは自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。
美味しい物を食べるのは大丈夫ですが、過食や糖分・油分の摂りすぎには気を付けてくださいね。
9.アレルギーとニキビ
9-1.無意識のアレルギー
自分では自覚がなくても、体が何かに反応してアレルギーが出ている事もあります。
20歳を過ぎたあたりから、ストレスや体質の変化でアレルギー体質になる人もいます。
アレルギーには様々な症状があり、ニキビ・吹き出物・発疹など皮膚トラブルの症状もあります。
広範囲で出ていたり、かゆみや、化膿しているニキビが多く、継続的にあるのならアレルギー反応の可能性もあります。
9-2.病院にいき医師の診断を受けましょう
皮膚科もしくはアレルギー科などの受診をして下さい。
アレルギーが原因の場合は、その原因を取り除き、体の内部からのケアも必要になる時があります。
抗アレルギー剤や、抗炎症剤など、お医者様の指示に従って下さい。
9-3.アレルギーの原因が分からない時
受診して、アレルギー反応とはわかっても、何に対してのアレルギーなのか原因追及は難しい事もあります。
自分で、反応が出た時に考える事が大切になってきます。
肌着やネックレスなど、身に着ける物が原因の時もあれば、何かに擦れる刺激などが原因の事もあり得えます。
また、夏など、汗とほこりや、何かが反応して出る事や、今まで使っていた石鹸が、ある日突然に肌に合わなくなることもあります。
体調・体質は年々変わっていく事も、知っておいてください。
10.思春期や生理など一過性の物
10-1.皮脂分泌の過剰によるニキビ
思春期や女性の場合、生理の時期はホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌が過剰になる人もいます。
脂漏性皮膚炎のような細かいプツプツの人もいれば、大きな炎症を伴った酷いニキビが沢山出来る事もあります。
これは、抑える事は難しいので、予防するよりも、出来てしまったものを酷くさせないようにしましょう。
10-2.時期が過ぎるのを待ちましょう
これが原因の時は、出来てしまうのはしょうがないと思って下さい。中には、顔から背中まで酷い人もいるので、そういう時は遠慮せずに病院に行っても大丈夫ですよ。
ニキビで病院まで行くという事に、抵抗を持つことがある人もいます。
若い子だと恥ずかしがる子もいますが、ニキビも立派な皮膚疾患に入りますので、悩むようなら、全然受診して大丈夫です。
抗炎症剤などである程度は抑えられますし、跡に残りにくくなります。
また、思春期の時期は部活や体育の時間などで、体を動かす事も多いと思いますので、汗に気を付けて、清潔を保ちましょう。
運動時に、制汗剤を利用する学生さんも多いかと思います。
これも、しっかり洗い流さないと、日焼け止め同様、毛穴の中に残ったりして、ニキビの元になります。
本当は制汗剤よりも、タオルで優しく汗を取る方がいいのですが、運動してるとそうもいかないと思います。
その分、洗い流す時に注意をしましょう。
11.背中のニキビの出来る時期
11-1.10代~30代前半がほとんど
背中のニキビの大きな原因が、過剰な皮脂分泌と汚れです。これは、小学校高学年~20代前半位が多くなり、その後は、年齢と共に減っていきます。
また、女性の場合は生理の影響で皮脂分泌が促されますが、これも遅くても30代位まででしょう。
11-2.ニキビを酷くさせたくない理由
背中も顔も、ニキビは一時的な物ともいえますが、ケアを気を付けないと一生悩ませられるものでもあります。
というのも、ニキビ跡が残るからです。
毛穴の開きや、でこぼこ感、そして大きな悩みはシミとなる事です。20代までに背中のニキビが酷かった人は、かなりの確率で背中のシミもひどくなります。
シミが出来てからは、それを改善させるには、かなりの努力が必要になります。
それよりも、出来ないようにケアしていく方法が最善です。
まとめ
体の中で、最も目が届かなくて、ケアが出来にくい背中。
10代から背中のニキビが出来て悩まされる人も多いです。
顔よりも自分でのケアが数段しにくい部位なので、普段からの注意が必要になります。
昨今は、ウェディングドレスも背中の露出が大きく、ブライダルエステで背中のトリートメントをする人も増えています。
背中のニキビと一言で言っても、原因は読んで頂いたように様々あります。
それによって、もちろん対処法も変わってきます。
背中ニキビの治し方として1番のポイントは、自分で自分の事を考える事です。
そして、状況に合わせてケアをして下さい。