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妊娠線まとめ【できるメカニズムと妊娠線を予防する3つの方法】

妊娠線が出来ているお腹

赤ちゃんができてうれしい気持ちになった妊娠3か月、つわりが落ち着き始めた妊娠6か月頃。いつでも気になるのが体型の変化と「妊娠線」の恐怖。一度ついてしまうとなかなか消えない「妊娠線」。できるものなら作りたくないですよね。

なぜ妊娠線が出てきしまうのかのメカニズムから、妊娠線の予防策について、ご紹介します。

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1.妊娠線とは?

1-1.妊娠線ってどんなもの?

初めての妊娠では何が妊娠線かわからない方もいるのではないでしょうか。
妊娠線とは、妊婦さんのおなかなどにできる波うった線のことをさします。

おなかやバストやヒップ、太ももなど、身体のいろいろな部位に5mm程度の幅で赤紫色の波線模様ができていたら、それが妊娠線の可能性大です。

皮膚が断裂し、ミミズ腫れのような模様ができたり、刺激やかゆみを伴ったりすることがあります。

2.妊娠線は、なぜできるのか?

2-1.妊娠線はホルモンバランスの変化によってできてしまう

妊娠をきっかけに、身体の中のホルモンバランスが変化することにより、「コルチコステロイド(副腎皮質ステロイド)」というステロイドホルモンが増加します。

実はこのステロイドホルモンが、出産へ向けての身体の準備を行い、皮膚の張りを保つ「コラーゲン」などの物質の生成を抑えて、女性の皮膚を柔らかくします。

そして、皮膚が柔らかくなるによって、皮膚の弾力が弱くなるため、妊娠線ができやすくなってしまうのです。

2-2.妊娠線は体型の変化によってできてしまう

妊娠中は赤ちゃんの成長に合わせて、おなかが出てきたり、バストが張ったり、全身がムチムチしてくるといった変化が起きます。
そのような体型の変化が起きると、妊婦さんの皮膚は引っ張られた状態になり、引っ張られた皮膚は、薄くもろくなってしまいます。

そして、皮膚が薄くもろくなることによって、妊娠線ができやすくなってしまうのです。

2-3.妊娠線の正体は?

妊娠線とはホルモンバランスの変化によって弱くなっていた皮膚が、体型の変化によって急激に引っ張られることによって、皮膚が断裂してしまった状態ということになります。
その断裂は、皮膚の奥深くの真皮で起こります。

この真皮が切れてしまうことによって、なかなか消えない傷が生まれてしまうわけです。

3.妊娠線は、いつできる?

妊娠線は、体型の変化が一番激しくなる、妊娠6~8ヶ月頃が一番できやすくなります。

4.妊娠線は、できにくい人もいる?

4-1.妊娠線のできやすさの違い

皮膚の再生能力や、体型の変化に依存して、妊娠線のできやすさ(できにくさ)が決まります。

4-1-1.妊娠線ができやすい体質

例.皮膚の新陳代謝が活発ではない、皮膚が弱い、高齢など。

4-1-2.体型が大きく変化しやすい要因がある

例.双子や三つ子などの多胎出産、小柄、痩せている、体重が増えすぎてしまった、2人目以降の出産など。

5.妊娠線は、どこにできやすい?

妊娠線は、おなか、バスト、ヒップ、太もも、二の腕など、妊娠したことによって引っ張られる部位や、肉の付きやすい部位にできやすくなります。

6.妊娠線を予防には、3つの対策すべてを行うことが大切

6-1.「保湿」に気を遣う

皮膚の保湿をしっかり行うことで、皮膚が柔らかくなります。

6-2.「体重」が増えすぎないようにする

医師の指導による適正体重を超えないよう、自分の体重をコントロールすれば、体型が変化した際の皮膚の引っ張りをある程度抑えられます。

6-3.栄養バランスのとれた食事を心がける

バランスのいい食事を摂れば、皮膚の新陳代謝が高まり、皮膚が柔らかくなります。

7.妊娠線対策(1)保湿をすること

7-1.1つ目の対策は「保湿」

皮膚をしっかりと保湿し、皮膚のうるおいをキープすることにより、皮膚が潤えば、引っ張られる力への抵抗力が上がります。

この抵抗力により、妊娠線の予防につながるのです。

7-2.どうやって保湿する?

妊娠線予防クリームを塗る妊婦

例.妊娠線予防保湿クリームを利用する、加湿器を利用するなど

色々と方法はありますが、特に注目すべきなのが、妊娠線予防保湿クリームやマザークリームなどと呼ばれる妊娠線専用の保湿クリームです。
これらのクリームは妊婦さんに配慮した成分を使っているものが多いため、オススメです。

また、クリームの油分や成分で毛穴を塞ぐので汗が出にくくなるなど皮膚を心配される方もいるかもしれませんが、そんなに危険なものは販売されていません。
そもそも人間は皮膚呼吸なるものをしていないようです。

7-3.妊娠線を効果的に防ぐためには、どのタイミングで保湿する?

妊娠線予防保湿クリームは、妊娠が分かったタイミングで早めに使い始めることによって、妊娠線の予防につなげることができます。

7-4.妊娠線予防保湿クリームの選び方

7-4-1.妊婦さんに配慮された成分で作られている製品

妊娠線予防保湿クリームは妊娠線に特化しているので、妊娠中の弱った皮膚に刺激を与えないように作られています。

また、妊娠中に避けるべき成分などもしっかりと配慮され、妊娠中でも安心して使えるように作られています。

妊婦さんが使用することに配慮して作っていることを明記している製品を選ぶと、さらによいでしょう。

7-4-2.妊娠線予防保湿クリームの香りで気分が悪くならない製品

妊娠中の悩みとして、つわりがある妊婦さんもいます。

普段は平気だった香りでも、妊娠中は香りの好みが大きく変わる人もいます。

テスターなどで香りをしっかり確認して、無香料や自分が気にならない香りの妊娠線予防保湿クリームを選びましょう。

7-4-3.皮膚触りなどの使用感がよい製品

妊娠線予防保湿クリームは、おなか、バスト、太もも、ヒップ、二の腕など広範囲に使用するので、使用感が気に入るかはとても大切です。

さらさら感、べたつき感などの使用感によっては、毎日のケアを続けられなくなることもあります。

毎日のケアを楽しんで続けるためにも、テスターや試供品を使って、皮膚さわりを確認してから購入することをおすすめします。

7-4-4.継続して使用できる価格帯の製品

妊娠線予防保湿クリームは、妊娠中に継続して使うので、経済的に続けられる価格かどうかは重要なポイントです。

せっかく高価な妊娠線予防保湿クリームを買っても、もったいなくて少ししか使わないと効果がありません。

そのため、たっぷり使用しても気にならない価格帯の妊娠線予防保湿クリームを選びましょう。

7-4-5.乳液タイプの製品

乳液タイプとクリームタイプで迷われる方もいるかもしれません。

乳液は水分の量が多いので、サラサラしていてつけ心地は軽いですが、クリームタイプは油分の量が多いので、しっとりした使い心地です。

乾燥が気になる場合や、妊婦さんにはクリームタイプのほうが向いています。

7-4-6.朝用、夜用の製品

朝用と夜用で分けられている場合は、分けたほうがいいですが、基本的には、朝夜兼用でよいでしょう。

また、夜のうちに、お風呂上がりの清潔な皮膚へたっぷりと保湿しておくことが望ましいでしょう。

7-5.妊娠線予防保湿クリームは、皮膚が伸びる可能性がある部位すべてに塗るのがベスト

7-5-1.重要な部位(1)おなか

一番皮膚が引っ張られやすく、妊娠線が出やすい部位です。

おなかが大きくなってくると、下の部分を鏡で確認するのが難しくなり、塗り忘れしやすい部位なので注意してください。

また、おなかの緊張を和らげるように、妊娠線予防保湿クリームを塗る際にマッサージを行うのも効果的です。

おなかのハリを感じたり、おなかに違和感が生じたりした際は、マッサージを中止してください。

7-5-2.重要な部位(2)バスト

妊娠中は、急激にバストが張ってくるため、妊娠線ができやすい部位のひとつです。

妊娠線のない張りのあるバストを維持する気持ちで、妊娠線予防保湿クリームを念入りに塗りこみ、保湿するのが効果的です。

また、母乳ケアも兼ねて、妊娠線予防保湿クリームを塗る際にリンパマッサージを行うのも効果的です。

年齢を重ねても綺麗で上向きのバストを維持するために欠かせない「クーパー靭帯」があります。

「クーパー靭帯」が切れてしまうと、垂れたバストになりやすくなってしまうため、優しく緊張をほぐすようなマッサージを心がけましょう。

おなか同じく、体調に違和感が生じた際は、マッサージを中止してください。

7-5-3.重要な部位(3)ヒップ

妊娠中は腰まわりにも脂肪がつきやすくなるため、ヒップも大きくなります。

身体の後ろ側ということもあり、塗り忘れしやすい部位なので注意してください。

7-5-4.重要な部位(4)太もも

ヒップと同じく、妊娠時に脂肪がつきやすく、大きくなりやすい部位です。

妊娠・出産後、他の部位よりも露出する機会が多い部位なので、気を付けておきたい部位です。

妊娠線が気になって短い丈のパンツがはけないのではもったいないので、要注意です。

7-5-5.重要な部位(5)二の腕

体重が増えることによって、脂肪がつきやすい二の腕も忘れずにケアが必要です。

また、乾燥しがちな部位でもあるので、二の腕もしっかり保湿しておきましょう。

皮膚を軽くつまむようなつもりで、スリムな二の腕を目指しながら優しくマッサージするのが効果的です。

7-6.妊娠線予防保湿クリームをより効果的に塗る方法

7-6-1.お風呂上がりの濡れた皮膚に塗って、保湿効果を期待

諸説ありますが、濡れた皮膚に塗る場合、乾いている状態より染み込みやすく、潤いを閉じ込められる効果が期待できます。

また、妊娠線予防保湿クリームの油分が余計な水分を弾いてくれるといったメリットもあります。

皮膚に対して、水の分子が大きすぎて肌には浸透せず、成分が薄まるという考え方もあります。

7-6-2.お風呂場で塗って、保湿効果を期待

お風呂から出る瞬間に皮膚が外気に触れ、毛穴がキュッと引き締まることで、急劇に乾燥してしまいます。
その乾燥状態のまま、お風呂から出て、妊娠線予防保湿クリームを塗ったとしても、なかなか皮膚の中には入ってくれません。
そのため、入っていかなかった余剰分が表面に残り、皮膚のベタつきを起こします。

お風呂場で妊娠線予防保湿クリームを塗る場合には、足元が滑らないように十分注意が必要です。

7-6-3.重ね塗りで、保湿効果を期待

乾燥がひどい場合には、一度全身へ塗り、皮膚へ浸透させたあと、もう一度薄く皮膚全体に伸ばすのが効果的です。
こうすることで、2重の薄い膜をまとわせることができます。

その際、1回目にはたっぷりとつけすぎず、少なめを意識しながら、2回分で適量になるように調整するのがべたつきを抑える工夫です。

7-6-4.保湿化粧水を混ぜた妊娠線予防保湿クリームで、保湿効果を期待

水分が足りない乾燥皮膚には、保湿化粧水との合わせ技も効果的です。

手に適量の保湿化粧水をとり、妊娠線予防保湿クリームを重ね合わせて、水分大目なプレ保湿液を作ります。

少し手の熱であたためてから、お風呂上がりのあたたまった皮膚へ適切な塗り方で広げると、さらによいでしょう。

7-6-5.オイルを混ぜて浸透力をあげて、保湿効果を期待

油分は、肌を健やかに保つためには欠かせないものです。
代表的なオイルに、ホホバオイル、アルガンオイル、マカダミアナッツオイル、オリーブオイル、ココナッツオイルなどがあります。

妊娠線予防保湿クリームには元々オイル成分が含まれているものが多いですが、さらにオイルを混ぜることによって、妊娠線予防保湿クリームの伸びが良くなり、時間が経過しても乾燥を防いでくれます。

オイルは冷えた状態よりも温められた状態の方が、格段に浸透力が良くなります。

両手を軽く合わせるようにして、包み込むようにオイルを人肌くらいの温度に温めてから使うのが効果的です。

寒い季節などで手が冷えてしまっている場合には、手浴をして手を温めてから行いましょう。

7-7.妊娠線予防保湿クリームの上手な塗り方

7-7-1.適量を使うことが大事

パッケージに記載された規定量を利用するのが最も効果的です。

使用量が多すぎると、ベタつきやテカリの原因になりますし、使用量が少なすぎれば、保湿効果を得られず、乾燥を防げません。

保湿は、翌朝の状態で判断するのがベストです。

朝起きたとき、適度に潤っている状態をつくるため、ベタつきは使った直後の感覚で判断してはいけません。

朝になってベタつくなら肌に合っていないか、量が多すぎる、乾くなら量が少ないかもしれませんので、調整が必要です。

7-7-2.ムラなく均一に塗ることが大事

指に取った妊娠線予防保湿クリームをいきなり伸ばすと、同じ場所ばかり塗ってしまったり、塗り漏れが起きてしまったりする可能性があるため、危険です。

1回分の使用量を指にとり、ポンポンと点を増やすように、妊娠線予防保湿クリームを置きます。

置いた妊娠線予防保湿クリームを広げるようにすると、ムラなく均一に保湿できますし、無駄な摩擦や塗り漏れを防ぐことができます。

7-7-3.効果を半減させてしまう塗り方をしてはいけない

皮膚をこすったり、擦り込むようにしたりといったことをすると、角層を傷つけてしまいます。

傷ついた角質は、乾燥だけでなく、しわや黒ずみを引き起こす原因にもなりかねません。

妊娠線予防保湿クリームは、皮膚の中へ浸透するものなので、優しくなじませるように扱う必要があります。

また、その際、皮膚を持ち上げるようにマッサージしながら塗っていくと、皮膚のハリ効果も期待できます。

7-8.妊娠線予防保湿クリームの落とし穴

妊娠線予防保湿クリームは妊娠線専用の保湿クリームですが、妊娠線の予防を保証してくれるわけではありません。

皮膚の表面を潤わせ、皮膚の弾力アップにつながりますが、皮膚の奥深くの真皮まで浸透させることはできないからです。

8.妊娠線対策(2)体重を増やしすぎないこと

2つ目の対策は「体重のコントロール」です。

赤ちゃんが成長するにしたがって、妊婦さんの体重が増えることは自然なことです。

ただ、極端な体重増加は皮膚への負担も大きくなるため、医師に指導されている適正体重をオーバーしてしまうと、妊娠線ができる可能性が高まります。

適正体重については、元の体型にも依存するため、かかりつけの医師に教えてもらうようにしましょう。

9.妊娠線対策(3)栄養バランスのとれた食事をとること

9-1.理想的な食事とは?

塩分控えめ、栄養バランスのとれた食事が理想的です。

でも、つわりによって栄養に偏りがでてしまうのもまた事実です。

妊娠線を予防したいからといって、特別な食事を用意する必要はありません。

妊婦さんの身体を考えて野菜をたっぷりとるように心がけて、肉や魚などのたんぱく質などもしっかりとっていれば、自然と妊娠線予防に役立ちます。

妊娠中はホルモンバランスの変化によって、「コラーゲン」をはじめとした皮膚の張りを保つのに役立つ成分が作られにくくなります。
そこで、皮膚の張りを保つ成分を作るための栄養をしっかり摂るように心がけましょう。
とくに下記の栄養素を意識して摂るのが大切です。

9-1-1.ビタミンC

ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑制してくれる働きを期待できます。
小松菜、ブロッコリー、かんきつ類など

9-1-2.ビタミンA

ビタミンAは、脂溶性のビタミンの一種で、目の健康維持や皮膚・粘膜の免疫力の向上・抗酸化作用などが期待できます。
レバー、卵、バターなど

9-1-3.タンパク質

タンパク質は、筋肉・臓器・皮膚・毛髪・血液など人体の大部分が構成されており、生物すべての生命現象を担う基本的な物質です。
魚、大豆、肉類、チーズなど

9-2.皮膚を復活させるための美食食材

妊娠線を薄くするためには、断裂してしまった真皮の「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」を復活させる必要があります!
これらの成分が増えると、妊娠線の痕は薄くなるといわれています。

10.妊娠線を予防できなかった場合

10-1.妊娠線を薄くする方法

10-1-1.ケミカルピーリング

皮膚の表面に酸性の薬を塗ることで、古い角質や毛穴に詰まっている老廃物を溶かし、皮膚の新陳代謝を高めます。美容皮膚科などで受けることができます。

10-1-2.フラクショナルレーザー

真皮まで届くレーザー光を皮膚にあてて、コラーゲンなどを活性化します。美容クリニックなどで受けることができます。

10-1-3.トレチノイン

コラーゲンやヒアルロン酸を生み出す働きを促進します。美容皮膚科などで塗り薬を処方してもらえます。

10-1-4.炭酸ガス治療

炭酸ガスを皮膚下に注入することで、皮膚を活性化します。美容クリニックなどで受けることができます。

10-2.美容皮膚科、クリニック等の治療費

妊娠線の範囲や病院等などにより、価格も異なりますので注意してください。また、効果を期待するには何回か通う必要があることも多いようです。

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