
結婚式にかかるお金まとめ【平均金額・相場・自己負担額・費用の内訳】
更新日: 2018年10月27日
結婚にはお金がかかると考えている方は多いと思います。しかし、具体的にどんなことにどれ位お金がかかるのかを理解している人は少ないのではないでしょうか。
そんな「結婚式にかかるお金」について詳しく説明した記事となっています。
何にお金がかかっているのか、相場はいくら位なのかを分かりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
1.結婚式費用の基本
1-1.結婚式にかかる費用
結婚式にかかる費用には「固定費」と「変動費」があります。この2つの費用の合計金額が結婚式にかかる費用であり、いわゆる「総額」と呼ばれている金額となります。
固定費とは挙式料・衣装代・会場費・アイテム費といった費用で、結婚式を挙げるために必要な費用のことをいいます。
これに対し変動費とは料理・飲み物・ギフト等にかかる費用でゲストの参列人数によって変動する費用のことをいいます。
この総額は平均で340万円ほどになるといわれています。
あくまでも平均であるため、人数や会場、衣装や料理へのこだわりによってもっとリーズナブルにすることもできますし、とことんこだわって500万円以上かける人もいます。
1-2.ご祝儀
結婚式はご祝儀をいただける場合が多いです。
海外挙式で身内数名のみの式を挙げた場合などでない限り、ほとんどの場合いただくことができます。
ご祝儀の相場は平均で210万円ほどと言われており、その内訳は親族6万円、上司5万円、一般ゲスト3万円が平均とされています。
自分たちが招待する人数に3万円を掛けるとおおよその予想金額を算出することができます。
1-3.結婚資金の自己負担額
多くの方は結婚式の「総額」を準備しなければならないと考えています。もちろんその考えは間違いではなく、多くの会場は費用の前払いを条件提示されているため結婚式の1週間前には総額を支払わなければなりません。
しかし上記にもある通り、結婚式当日には「ご祝儀」をいただくことができるため、2人が最終的に負担する金額は「総額」から「ご祝儀」を差し引いた差額の部分のみになります。
結婚式の費用の支払いまでに総額を準備できないとお考えの方もいるかもしれませんが、ご祝儀で返ってくることを考えて2人で一時的に賄ったり、親御様の援助を受けるといった方法やブライダルローンを利用する方法で一生に一度の結婚式を妥協せずに挙げることは可能です。
数は少ないですが、結婚式当日のご祝儀払いに対応している会場もありますので、そのような会場を探すことも1つの方法といえます。
2.会場・ゲストに関わるお金
2-1.挙式料
挙式は大きく分けるとキリスト教式、人前式、神前式、仏前式の4つに分けられます。
一番ポピュラーといえるキリスト教式は10万~20万、神前式だと5万~15万ほどかかるといわれています。
教会式の場合、祭壇の周りやバージンロードの両脇の花を造花から生花へ変えることで追加料金がかかる場合もあります。
神前式の場合は神社での外式にするか、ホテルや式場の中にある館内神殿での式かによって費用が変わります。
2-2.挙式演出
挙式中の生演奏やゴスペル、挙式後のフラワーシャワーやバルーンリリース、ブーケトスといった演出をされる方は最近とても多いですが、演出をお願いすると料金が発生します。
お花を使う演出は、装花にするか生花にするかによって金額は大きく変動します。
2-3.会場費
使用する披露宴会場によって、会場使用費が異なります。
また、会場が決定した時点で内金を支払う場合がほとんどです。この内金は平均で10万円ほどで、一度支払うと返金されません。
会場を決めて内金を支払った後に他の会場に変更する場合、キャンセルはできても一度支払った内金は返金されないため注意が必要です。
2-4.設備費
映像演出にこだわる方も増えてきています。
最近は3Dマッピングなどができる会場も増えており、プロジェクターや音響、ライティングのための照明に使用料がかかります。
設備使用料の他にも、プロフィールビデオ、オープニングビデオ、エンディングビデオのオーダー料に平均8万円ほどかかると言われています。
そのほかにも会場内にあるピアノを使用する場合、使用料や調律料が発生します。
会場の雰囲気はテーブルコーディネートで大きく変わりますが、テーブルクロスやナプキンを数種類から選びたい場合は追加料金が発生する場合があります。
会場によっては無料で数十種類のテーブルクロスを選ぶことができる場合もあります。テーブルコーディネート料の平均は5万円と言われています。
2-5.持ち込み料
衣装や小物など、会場でレンタルすると高くなるので自身で持ち込んだ方が安くなるとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、会場提携外の持ち込みは禁止にしているところが多く、持ち込みに別料金が発生することの方が多いです。
ドレスの持ち込みは1着につき3~5万ほどの持ち込み料がかかる場合が多いですし、持ち込み自体を禁止している場合も多いです。
衣装、食料、花、ペット、楽器、カメラマン、司会者、スタイリストなど、どうしても持ち込みをしたい場合は事前確認が必ず必要で、追加料金がかかる場合があることを覚えておきましょう。
「持ち込み=安くなる」という考えは必ずしもすべての会場で当てはまるわけではないので注意が必要です。
3.衣装・美容に関わるお金
3-1.衣裳
花嫁衣装にかかる費用はお色直しの回数によっても変わってきますが、平均で50万円ほどと言われています。
またウエディングドレスやカラードレスの洋装よりも、白無垢や色打掛といった和装の方が少し値段が高くなる場合が多いです。
花婿衣装はタキシード、羽織袴ともに平均10万円前後と言われています。花嫁のお色直しに合わせて花婿も衣装を変える場合は総額がもう少し上がることになります。
3-2.洋装小物
衣装にももちろんお金がかかりますが、意外とお金がかかるのが小物です。
花嫁の場合はブーケ、ベール、ティアラ、花のヘッドパーツ、アクセサリー、グローブ、靴など準備が必要な小物が多いです。
ここで一番金額が変動するのが花に関するお金。花材によって大きく金額が変わってきます。
また、ドレスごとにブーケを作るとその分費用が追加されることになります。
3-3.美容に関する費用
最高の1日にするためにブライダルエステに通う花嫁は多いです。
エステ、シェービング、ネイル代などで平均で10万円ほどかかります。
エステは期間や施術内容、回数によって異なるため、ケアしたいパーツをしっかり考え早めにスタートすることで費用を抑えることもできます。
また、当日の着付けやお色直し、ヘアメイク費用も2人あわせて10万円ほどかかります。
4.アイテム・演出に関する費用
4-1.料理
最近ではホテルやゲストハウスではなくレストランウエディングを選ぶ方もいるほど、料理にこだわりを持つ方が多いです。
料理の平均単価は1人あたり15000円といわれており、料理の単価を抑えれば結婚式の総額をかなり抑えることができます。
逆に料理にこだわると2人もゲストも大満足の式になりますが、例えば1人当たりのご祝儀金額を超える単価の料理を提供した場合など、結婚式の総額が増えるだけではなく2人の自己負担金額が増えることになります。
料理と併せて飲み物代もかかります。
こちらの平均単価は1人あたり4000円と言われていますが、ウエルカムドリンクや乾杯のドリンクが費用に含まれているか否か、飲み放題かどうか、飲み物の種類によって金額が変動することになります。
4-2.装花・装飾
結婚式の費用で意外とお金がかかっているのが装花の費用です。
2人が座る高砂に飾る装花、ゲストが座る卓に飾る装花の合計は5万~35万と花材や飾り方、卓数によって大きく変動します。
装花によって会場の雰囲気は大きく変わり、2人のイメージに近い披露宴会場を造りあげることができるので、しっかりこだわりたい方は必然的に費用がかかることになります。
装飾にこだわるカップルが増えてきていますが、ウエルカムアイテムやウエルカムボードなどのアイテムにも2万円程度のお金が必要になります。
ここまで結婚式にかかる費用についての平均的な金額や、最近の結婚式に費やす費用についてお話してきました。
2人にとって譲れない条件は何なのか、どこにこだわりたいのか、何が妥協できるのかをしっかり整理して結婚準備に取り組むことで、必要最低限の費用で最高の結婚式を挙げることは可能です。
海外挙式などの条件でない限り、最終的な自己負担額が結婚式費用のイメージである「300万円」になることはないので、2人でどこまで準備できるのか、親御様からの援助は可能なのかをしっかり相談しながら打ち合わせを重ねていくことが理想の結婚式を挙げるために大切といえます。