
離婚原因ランキングトップの「性格の不一致」と「浮気」の原因と対策
更新日: 2018年10月27日
離婚原因のトップである「性格の不一致」「浮気」はなぜ起きてしまうのでしょうか?その原因と対策をご紹介します。
性格の不一致は返事を返さない、育った環境が違う、マンネリ化すると起こり、浮気については、良くあるパターンを例に挙げて、その原因を探ってみました。
どちらもコミュニケーション不足から起こり、お互いの欠点を埋める作業をしていけば、避けられるようです。
幸せ一杯の結婚も浮気や暴力、借金などで離婚に至るケースが増えています。
そこで、離婚原因のランキングの上位に挙げられている「性格の不一致」と「浮気」はなぜ起こってしまい、対策はどうしたらよいかご紹介します。
1.性格の不一致
1-1.性格の不一致はなぜ起こってしまうのか?
離婚原因のトップになる性格の不一致はなぜ起こってしまうのでしょうか?その原因は主に三つあります。
まず始めに、返事をしないということがあります。
結婚生活が長くなると、パートナーが自分の事を何も話さなくても分かってくれるだろうと思い、話しかけられても素っ気ない態度をとってしまい、挙げ句の果ては返事も返さない。この様な夫婦は危険信号です。たかが返事とと侮っては行けません。
人間は承認欲求というものがあります。承認欲求とは、あいてに認めてもらいたい欲求のことで、返事を返すことはその際たるものです。
「あのね」と話しかけられて、「なに」と応えるだけでも、認めてもらうことになるのです。これをおろそかにしていると、パートナーに不信感を抱き、信用しなくなります。
心当たりがある方は、すぐに改善しないと、離婚に向けての第一歩を踏み出すことになりかねません。
次に、育った環境が違う事を認識していないということです。
結婚生活とは、全くの他人が共に生活を始めます。もちろん、親が違うわけですから育った環境が違います。
玄関に入ったとき靴を揃えない、朝ごはんは、パン派かご飯派か?
味付けは濃いめか薄味か?細かいことを挙げたらきりがありません。
これらのことが積み重なっていくと、相手の嫌なところが目に付いてしまい、やがて離婚に至るケースになってしまいます。
三つ目として、何気ない人格攻撃をしていませんか?
「お前は何をやってもどんくさいなー」
「あなたは不器用ねー」
など、普段の生活で人格攻撃をしていると、危険です。
人格攻撃とは、主語が「お前」、「あなた」と付けて、人格を否定することです。
人間は失敗する生き物ですから、失敗に対して非難されるのは容認できても、さらに人格を否定することに対しては容認できない物です。長い付き合いの中で、遠慮のない会話をしているつもりが、実は相手を傷つけいるかもしれません。
気の置けない付き合いというのは実は、対応を間違えると大変危険で、後に引きずる物です。
最後は、マンネリです。
付き合いたてのころは、相手のすべてが気に入り、特に、結婚に向けて準備をしていると式の準備、披露宴の料理、新婚旅行のプラン建てと、何かとうれしい変化の連続で、この様なときは、二人の仲は順調になる物です。
しかし、結婚式も終わり、普段の生活が長くなるとどうしてもマンネリになってしまいます。
人間は、マンネリの生活が続けば、意味もなく不満を抱きます。
結婚式の他にも子供の誕生や住居選びなどがありますが、そうそう何度もあることではありません。
ビックサプライズを用意する必要はありませんが、仲が良い夫婦は、小さいサプライズをこまめに用意しています。
パートナーが空気みたいな存在になっている方は要注意です。
1-2.どうしたら性格の不一致は防げるのか?
返事を返さない、育った環境が違う、人格攻撃、マンネリと、性格の不一致になる要因を挙げましたが、どうしたら防げるのでしょうか?
いずれも共通するのは、コミュニケーションの不足にあるようです。これが足りないために、会話不足、無関心、不信感を引き起こし性格の不一致という離婚原因になっているようです。
人間は完璧な生き物ではないので、足りない部分をすこしずつ修正する努力をしないと、いずれ大きな溝に落ちて離婚に至るケースになってしまいます。
2.浮気
2-1.なぜ浮気をしてしまうのか?
やはりこれも昔から離婚になってしまう原因のなかでトップにランクインされています。
そこで、良くあるタイプ別の浮気をご紹介します。
まず、自信満々のタイプです。
会社員で上り詰めた人は、出張や会議の理由で愛人との逢瀬を重ね、自営業で成功した人は、仕事を部下に任せ浮気の時間を作るような例です。
二つのパターンは、お金に困らないので家庭に充分な生活費を入れているので、責任を果たしていると勘違いをしています。
妻も今の生活を失いたくないので、見て見ぬふりをしているので、細かくはいいません。しかし、とても順調そうな夫婦は、裏では崩壊しています。やがて、ガマンの限界を迎えて離婚になってしまうケースです。
次に、お酒で人が変わるパターンです。
家では、家庭人で特に目立って何かをする人ではないが、ひとたびお酒が入れば人格が変わってしまう人がいます。この様な人は、一晩の過ちを犯しやすく、後からなぜ浮気したのか分からないことが多く、気づいた時には後の祭りで離婚に至る物です。
この人に共通していえることは、普段大人しく、積極的に自分の意見を言えないタイプの人です。
この他にも、突然タガ外れてしまい、浮気に走る人がいます。
特に浮気をするような人ではないが、急に年下又は年下の異性と浮気をしてしまいます。
何が原因か分からないので、このような人は一番厄介な事例です。やはり、お酒と一緒で普段から大人しく、自分の感情を表に出さないひとが多いようです。
2-2.浮気を防止する対策
自信満々な人、お酒で豹変する人、何が原因か分からない人と良くある浮気のパターンを挙げてきましたが、浮気を防止する対策は有るのかと言えば、残念ながらありません。
男性は、本能的に子孫を残す事を意識してしまうので、潜在的に違う異性を見てしまう物です。
メールのチェックや電話による行動の確認、私物の検査など強制的な方法を取れば一時期は防げるかもしれませんが、根本的解決はできません。
強いて言えば、家庭に居場所を作り出し、本人の不満を吐き出して上げる環境を整え、意識を変えていくことでしか解決できないのではないでしょうか?
それでも浮気をするような人は、残念ながらそういう人だと割り切って離婚の手続きをすることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
離婚原因のランキングでいつも上位にあがる、「性格の不一致」、「浮気」の原因と対策を紹介しましたが、どれも共通していえることは、コミュニケーション不足から至るものが多いようです。
性格の不一致は、二人が無関心にならないように対話を重ね、尊敬し合えるような関係を築き、浮気は、相手が帰ってきても安らげるような環境を作ることができれば、離婚件数を減らすことができるでしょう。
性格も環境も違うもの同士が生活を共にする結婚生活は、すべて自分の思い通りなることは不可能です。
お互い至らぬ所を補い、欠点を修正しながら生活しなければなりません。
結婚は幸せな生活の始まりでもありますが、夫婦がより良い人間になるための修業のような側面も持ち合わせています。修業ですから辛いことがあるのは当たり前で、夫婦生活の中で起き得る色々な困難に協力して乗り越えていかなければなりません。
もしどちらか一方のバランスが崩れたときに離婚に至るのかもしれません。
しかし、すぐに離婚を検討した方が良いケースもあります。それは、暴力やDVまたはパートナーや子供に対する虐待が起こっているものです。
この様な場合は、離婚云々の前に生命の危機を回避するために即刻離婚を検討しましょう。近年起きている事件を防ぐためにも早急な処置が必要です。