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キャバクラと風俗の違いを考える

キャバクラと風俗の違いはどこにある?風営法から仕組みまで解説

PR 投稿日: 2023年08月21日

キャバクラと風俗店はどちらも女性のナイトワーク先としては代表的なものといえます。
しかしキャバクラと風俗店では提供するサービスの内容が大きく違うため、実際に働き始める前にはお互いの特徴やメリット・デメリットをしっかり調べておくことが重要になります。

またナイトワークをする女性だけでなく、夜の街で遊びたい男性客にとってもキャバクラと風俗店の違いを知っておくことは店選びの失敗を避けるためには必須です。

本記事ではキャバクラと風俗の基本から、働く場合・遊ぶ場合それぞれのメリットとデメリットに至るまで細かく解説しています。
夜の街での仕事や遊びに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

キャバクラと風俗の主な違いとは?

疑問と答え

キャバクラとは「キャバレー」と「クラブ」を合体させた和製英語で、簡単にいえば高級クラブのような豪華な雰囲気をキャバレーのような庶民的な料金設定で安全に楽しませてくれるお店を意味しています。
それに対して風俗は一般的な意味の他に「性風俗」や「風俗店」、あるいは「風俗業界」全般を表す非常に範囲の広い用語となっています。

風俗店の集まるエリアは風俗街と呼ばれ、そこには多くのキャバクラ店も軒を連ねていることから当然キャバクラも風俗の一種と見なされています。
しかし実際に働いたり遊んだりする際には、そこにある大きな違いを意識することになるでしょう。

どちらも「風営法」で管理される点は同じ

キャバクラを含む風俗店は「風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)」によって管理されています。
ですが風営法は店の種類と提供するサービスの内容によって非常に細かく区分が分かれており、常識的な「風俗店」の認識とは少し外れたお店が風営法の対象になっていることもあります。
風営法の対象となる業種は以下の警視庁サイトで確認することが可能です。

参照:警視庁・風俗営業等業種一覧

風営法の対象業種はまず大きく4つに分類されます。

  1. 接待飲食等営業
  2. 性風俗関連特殊営業
  3. 特定遊興飲食店営業
  4. 深夜酒類提供飲食店営業

このうちキャバクラが属するのは「接待飲食等営業」です。
つまり風営法の定める範囲ではキャバクラは性風俗でもなければ遊興を提供する店でもなく、さらには深夜にお酒を出す店ですらないことになります。

キャバクラは「接待飲食等営業」の1号営業にあたる

接待飲食等営業の店はさらに1号~6号にまで分類されます。
キャバクラはそのうち基本となる1号営業の「社交飲食店」にあたります。
具体的には客の横に座って従業員がお酌をするなどの「接待」をメインにした料理店ということです。

2号営業は「低照度飲食店」といって、店内の照明を極端に暗くして営業する店舗が分類されます。
3号営業は「区画座席飲食店」という店内の席を小さく区切って密室のようにしている店舗が対象です。
ちなみに4号営業は麻雀店やパチンコ店などの射幸心を煽る遊技を取り入れた店舗、5号営業はゲームセンターなどのギャンブルに相当しない遊技店が対象となります。
キャバクラとゲームセンターが風営法上は同じ「接待飲食等営業」で管理されているというのは、なかなかに象徴的なポイントとなるので覚えておきましょう。

性風俗店は「性風俗関連特殊営業」で管理される

風俗店の中でも明確に性的なサービスを提供することを目的とした店舗は「性風俗関連特殊営業」の区分で管理されます。

  • 1号営業(ソープランド)
  • 2号営業(ファッションヘルス)
  • 3号営業(のぞき部屋・ストリップなど)
  • 4号営業(ラブホテル・レンタルルームなど)
  • 5号営業(アダルトグッズショップ)
  • 6号営業(出会い系喫茶など)

性風俗の分類も時代に合わせて増え続けており、現在は6号営業まで存在してます。
簡単に分けると本番ありが1号営業、本番なしが2号営業、接触なしが3号営業、性交場所の提供が4号営業、グッズ販売が5号営業、出会いの場所提供が6号営業となります。
こうして並べてみると性風俗店の内容はキャバクラとはまったく異なることがわかるでしょう。

グレーゾーンにある「セクキャバ」が境界線を曖昧にしている

キャバクラはあくまで「接待」をメインとしたサービスであり性風俗店とは異なる、というのが風営法上の正しい理解といえるでしょう。
しかし実際には「セクキャバ」や「おっぱいパブ(おっパブ)」といった名称で、キャバクラのシステムほぼそのままに性的なサービスを提供する風俗店も存在しています。

セクキャバ系の店舗はいわば風営法のグレーゾーンを利用しており、法律上はキャバクラ店として接待飲食等営業の1号許可を得て開店しながらそこを微妙に踏み越えたサービスを提供することで人気を集めています。
セクキャバが挟まることによって本来は明確に違いがあるはずのキャバクラと性風俗店の境界線が曖昧になってしまっているのは仕方のないところでしょう。

「性的なサービス」の有無で区別するのが一番確実

セクキャバがキャバクラと性風俗のどちらにより近いのかと考えると、やはり性風俗寄りと解釈するのが自然です。
キャバクラと性風俗を分ける最大の要素は「性的サービスの有無」になるので、そこを踏み越えているセクキャバは性風俗と見ておく方が働く側にも遊ぶ側にも誤解がないといえます。

つまり客に性的なサービスをせずにナイトワークで稼ぎたい女性は、積極的にキャバクラ求人を探すのが正解となります。
また客として店探しをする際も純粋に楽しくお酒を飲みたいならキャバクラを選び、性的な満足感を得たいならそれ以外の風俗店を選ぶことが重要です。

キャバクラと風俗でそれぞれメリットに違いはある?

メリットの違い

ここからはキャバクラと性的サービスのある風俗店、それぞれにどんなメリットやデメリットがあるのかについて解説していきます。

働く女性にとってはメリットとなる事柄が客の男性にはデメリットになる場合もあるので、自分の立場に応じてメリットを見極めるようにしましょう。

キャバクラは基本的に「お触り禁止」

キャバクラの最大の特徴は性的サービスに通じる「お触り」の完全禁止です。
キャバ嬢として働く女性にとって、この部分がしっかり遵守されているお店を選ぶことによって安全にナイトワークで稼ぐことができるようになります。
一方、男性客の立場としては厳格なキャバクラでうっかり羽目を外してしまうと恐ろしいペナルティを受ける心配があります。
そのためお触り禁止のルールに関しては男女の区別なく、真っ先に確認しておく項目となるでしょう。

ちなみにセクキャバ系の店になるとトップレスでの接客や上半身へのお触りが解禁される場合がありますが、それでも下半身を触るのは基本NGとなっています。
セクキャバはキャバクラよりもルールが緩い反面、どこまでが許されるのかの線引きが非常にわかりにくいため店員からの説明をよく聞くことが必須となります。

性風俗店はコミュニケーション能力や飲酒が不要

ソープやヘルスといった性風俗店では、客と風俗嬢の会話は最低限のものとなります。
お酒を飲むこともないのでコミュニケーションや飲酒が苦手な人によってはキャバクラよりもむしろ気楽ということもあるでしょう。

ただしコスプレ系やイメクラ系の性風俗店になるとキャバ嬢とはまた違ったタイプのコミュニケーション能力を求められることもあります。
この辺りは店のジャンルによって必要な資質が大きく変わってくるため、働くにしても遊ぶにしても店と自分の相性をよく吟味する必要が出てくるでしょう。

キャバクラは店外での繋がりがあり得る

一部のキャバクラ店は「同伴」や「アフター」という形で店外でのデートを容認しています。
同伴とは店外で待ち合わせをして一緒に店に入ること、アフターは逆に店が閉まったあとに客とキャバ嬢がプライペートの時間を使ってデートすることです。
基本的に同伴は店側の特別手当の対象となり、キャバ嬢に指名料や同伴料が支給されます。
アフターには店側からの報酬はありませんが、その代わりデート中にもらったお小遣いやプレゼントはすべて個人的な収入とすることが可能です。

一流のキャバ嬢になると同伴とアフターを駆使することで店からの給料を遥かに超える収入を得ることも少なくありません。
また有名キャバクラには芸能人や会社社長など高収入男性も数多く訪れることから、そうした客と繋がりを深めやすいのもキャバクラで働くメリットの一つとなっています。
一方で風俗店では男性客はまず身分を明らかにしませんし、店側に店外での繋がりを咎められることも多くなります。

世間の偏見の目はキャバクラの方が緩い

ナイトワークや水商売に対する世間の目は依然厳しく、そこで働いたり遊んでいたりすること自体に大きなリスクがあります。
しかし近年、キャバクラに対してはキャバ嬢の華やかな姿がメディアでよく取り上げられることもあり世間の目は多少緩くなってきていると考えていいでしょう。
「キャバ嬢=強い女」といった図式も浸透しているため、女性が堂々と働きやすい環境は比較的整っているといえます。

また男性客にとっても性的サービスのないキャバクラは居酒屋やスナックの延長線上として使いやすく、浮気を疑われる心配も少ないといったメリットがあります。

安定して稼ぐなら性風俗店の方がおすすめ

深夜にお酒の席に座ることが美容や健康に対して悪影響を与えるのは、避けようのない事実です。
実際に飲酒に付き合うことはなくても、昼夜逆転の生活が続くだけでも体には相当な負担がかかります。
また指名料やアフターによって全体の稼ぎが大きく変わってしまうのもキャバクラで働く際の大きな問題点といえるでしょう。
店によっては指名ノルマが課せられることもあるので、人気店になると競争のストレスでさらに消耗することもあります。

性風俗店は午前中から営業している場合がほとんどなので、シフトの調整はキャバクラよりも簡単になっています。
収入についても基本給が高く安定しているので、無理なノルマを追いかける必要がない点も働く場合のメリットです。

まとめ

キャバクラと風俗の違いをまとめると以下のようになります。

  • 風営法上の区分が異なる
  • キャバクラは性風俗のような性的サービスは禁止
  • 給与形態や客との関係性には一長一短がある

基本的には「キャバクラは性風俗店のような性的サービスを提供しない」と考えておいて間違いありません。
ただし「セクキャバ」のように両者の間にあるグレーゾーンな風俗ジャンルも存在しているので、混合しないように注意しましょう。
またキャバクラの方がノルマや労働時間などの条件が風俗よりも過酷な場合もあるので、求人をチェックする際は諸条件をしっかり調べておきましょう。

客として訪れる場合も、店によって受けられるサービスの内容を下調べしておくことは非常に大切です。