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風俗とは何かを学ぶ裸の女性

風俗とは何か?その意味と人気3業種の仕事内容を風俗嬢が解説

投稿日: 2023年05月23日

もしも「風俗って何?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?
「夜のお店」「性的な接待をするお店」等と答えるかもしれません。その答えは間違ってはいませんが、厳密とは言えません。

風俗と一言で言っても、どこまでするのか、何をするのかは、働く業種によって異なります。そして、これらの違いは風俗で働き始める前こそ解りにくい点です。しかし、未経験者こそしっかり把握したほうがいい情報です。

今回は、風俗とは何なのか、一体どんな仕事なのか、風俗の業種について等を解説致します。風俗で8年間働き、様々な業種で働いた筆者が、風俗とは何なのかをお伝えします。

風俗とは

風俗について教える

風俗と聞くと性サービスを提供するお店の意味だと思う方が多いですが、本来の意味は異なります。Wikipediaによると、風俗という言葉には「世俗・風習」という意味があります。(参照:Wikipedia「風俗」)

諸説ありますが、風俗という言葉の捉え方が変化したのには、ある法律の制定が全く無関係とは考えにくいです。1948年に制定された風営法です。正式名称は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律といいます。この法に風俗という言葉が含まれていることを無視はできません。

風営法の対象は多岐にわたります。スナックやキャバクラ、パチンコ店や雀荘、ゲームセンターも風営法の規制の対象です。さらに性接待を伴う風俗店やアダルトショップ、AVの通信販売等も含まれます。(参照:Wikipedia「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」)

他にも風俗業界の人々が「フーゾク」と自称したという説などもあります。なかなか確信にはたどり着けませんが、近年では風俗は性接待を伴うお店のことという意味合いが定着しています。

風俗の仕事

風俗 実際の仕事風景

風俗の仕事は、主に性接待を行います。手や口で射精を導くサービスを行う場合が多いです。ただし、お客様の自慰行為を見るだけのお仕事などもあり、店舗によってサービス内容も異なります。

しかし、ほとんどの店舗で共通している決まり事が1つだけあります。それは、本番行為(挿入)は禁止ということです。挿入が許されているお店は、限られています。

風俗の代表的3業種

風俗には様々な業種がありますが、風俗を代表する3つの業種があります。業界で勢いがある業種や、お給料が良い業種等も含まれますので、知っておいて損はないです。

1.デリヘル

今、風俗業界で最も店舗数が多く、利用者が多いのがデリヘルです。本当はデリバリーヘルスと言いますが、縮めてデリヘルと言われます。

デリヘルは派遣型風俗です。お客様から電話やネットでオーダーを受け、ご自宅や指定されたホテルで接客をします。移動は徒歩、電車移動、ドライバーの送迎等、お店の方針によって変わってきます。

サービス内容は、シャワー後にキスや全身リップ、フェラや素股になります。ヘルスという店舗のオーソドックスなプレイスタイルです。

2.ソープ

正式名称はソープランド。風俗の王様とも呼ばれる風俗店です。

ソープは特殊な立ち位置の風俗店で、性風俗店でありながら公衆浴場でもあります。入浴する男性の、入浴介助を女性が行うという建前の店舗なのです。

サービス内容はお店の価格帯や時間設定によって異なりますが、オーソドックスな場合は、ベッドの代用であるマッサージ台でのサービスと、浴室のマットの上で行うローションプレーです。

そして忘れてはいけないのが、ソープはフルサービスであることです。つまり本番(挿入)があります。そして、時間内であれば2回、3回と本番をする事です。

厳密に言えば、ソープでの本番行為は認められていません。入浴介助をしているうちに、お客様と恋愛に発展して…という建前になっているので許容されています。

ソープは決まった場所にしか店舗がありません。有名所では、吉原、堀之内、雄琴等いくつかのソープ街がありますが、働きたいと決心したら、ソープ街が遠方故に出稼ぎになる場合もあります。

3.メンズエステ

メンエスと呼ばれるメンズエステも根強い人気があり、最近急成長しています。美容目的の男性向けエステとは異なり、手コキでの抜きのサービスがあるので、風俗の扱いになります。

お仕事内容は、リンパマッサージやアロママッサージを行います。施術中はキワドイ服装で、視覚的に性的興奮をしてもらえるようにします。そして、マッサージの終盤にハンドサービスでイッてもらいます。

メンエスは、ソフトサービスの風俗です。お客様の前で裸にならず、体も触られず、ハードなサービスが無いことから、風俗デビューの女性が働きやすい業種であると言えます。似たようなものでオナクラという業種もあり、こちらもソフトサービスなので、風俗未経験者に人気があります。

風俗で働くメリットとデメリット

風俗嬢が現場のリアルを教える

風俗で働くと、一般の仕事では考えられないようなメリットとデメリットがあります。実際にどんな物があるのかご紹介します。

風俗で働くメリット

まず1つ目は、言うまでもなく高収入が得られるチャンスを、女性なら誰しも与えられることです。
風俗は、女性であることを売る仕事でありながら、見た目の良し悪しだけでは稼ぎが決まらない業界です。年収1000万円も夢ではなく、風俗ではそれくらい稼いでいる人もありふれています。

2つ目は、勤務時間が自由なことです。風俗では何日勤務するか、何時から何時のシフトにするのかを自分で決めることができます。勤務日は、週に1回でも月に1回でも問題ないので、学業や他のお仕事と両立することも十分可能です。

3つ目は、経歴や学歴、年齢が問われないことです。風俗で働く上で、学歴はあまり関係ありません。眼を見張るような学歴であっても、稼げる保証が無いのが風俗です。必要なのは学歴より努力と資質なので、学歴不問で誰にでもチャンスがあるのです。
また、風俗では年齢も問わずに働くことができます。熟女と呼ばれる歳や、それ以上になっても働けるお店があるのです。

風俗で働くデメリット

1つ目は、保証等が何もない事です。風俗には有給制度も無ければ、傷病補償等もありません。怪我や病気で長期間休む場合、その期間は無給です。

2つ目は、高収入が得られる保証がないことです。風俗嬢は全員高収入のようなイメージがありますが、それは幻想です。実情は大きな格差があります。月に100万円以上の収入がある人もいれば、OLさんのお給料以下の収入の人もいます。

3つ目は、身バレです。家族や彼氏、友人などの知り合いに風俗で働いていることがバレた場合、騒ぎになることもありますし、何よりも知られたくないと思う人が多いでしょう。しかし、知人がお客様として来店したり、お店のHPから身バレしてしまう人も多くいます。
また、お客様への身バレも警戒しなくてはいけません。ストーカーになって付け回されたり、知り合いに暴露すると脅迫してくる人もいます。

4つ目は、様々な病気になるリスクです。性接待を行うので、性病のリスクはかなり高くなりますが、残念ですがそれだけではありません。インフルエンザやアデノウイルスなど、様々な流行り病にも感染しやすい環境なのです。夜勤のシフトで働く場合は、糖尿などのリスクも高くなってしまいます。

5つ目は、心を病んでしまうリスクです。風俗で働くと自己責任の部分が多くなり、お給料も完全歩合制で安定を得るのはなかなか簡単にはいきません。波がある収入や、先行きの不安から心を病んでしまう人もいます。仕事内容自体のストレスの大きさも無関係ではないでしょう。

風俗で働くのはデメリット以上のメリットがあるのか

風俗で働くことには沢山のデメリットがあります。心身を病んでしまう可能性や、福利厚生がない事を考えると、風俗で働くことには相当な覚悟がなければ踏み込め無さそうです。しかし、風俗で働き始める女性は跡を絶ちません。

デメリットを凌駕して「風俗で働こう!」と強い決意を持つ理由は何でしょうか?
それは、お金以外の何物でもないでしょう。風俗で働けば高収入が手に入るというイメージが、デメリットを知ったとしても風俗業界に飛び込ませるのでしょう。

しかし、風俗は本当に稼げるのでしょうか?
実際の風俗嬢のお給料を調べたりしたのでしょうか?

正直、風俗は稼げなくなっていると断言できます。私が風俗業界に入った19年前、今よりは店舗も少なく、倒産する店舗など滅多にありませんでした。

15年ほど前ですら店舗は増え、段々と潰れる店舗も増え始めます。お店が潰れるということは、そこに在籍する女性も稼げてはいないと言えます。

そして、稼いでいる人とそうでない人の差が開き始めたのもこの頃でした。すでにこの時点から、OL並のお給料の子と、100万円以上稼いでいる子の差が出始めていました。

この格差はさらに広がっています。指名がなければ、1日の稼ぎが0という状態が当たり前という話すら聞くようになっています。

風俗は稼げる職業です。正しい方向に、正しい努力をし続けられれば、年収1000万も叶います。

もしデメリットを見た上で風俗で働こうと決心して、それが高収入に魅力を感じたなら、ぜひ考えてみてください。自分は稼ぐ努力ができるのか、その努力を続けられるのかを。もし答えがNOなら、せっかく決意をしたのにデメリットを背負うだけで終わってしまうかもしれません。

まとめ

風俗とは「世俗・風習」という本来の意味がありますが、現在では性接待を行うお店という意味で使われています。

風俗店では性的なサービスを行います。手や口を使い、射精に導くサービスを行います。風俗のほとんどの業種は本番行為は禁止です。唯一本番があるのはソープだけです。

風俗で働くには3つのメリットがあり、5つのデメリットがあります。デメリットが多いので、働くには覚悟が必要です。

デメリットを超えるメリットとして高収入がよく挙げられますが、風俗嬢には収入格差があります。稼げる保証がないという事も含めて、風俗で働くかを判断しましょう。